記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
前回の記事で、治療家が情報発信で集客するときの第一印象を整えるコツを2つご紹介しました。
『文章苦手な治療院の先生が情報発信で集客するなら「第一印象を整えよう!」』
「さっそく使ってみました!」
というリアクションもあり、お伝えして良かったなと思います。
この記事は、前回書ききれなかった、残り3つのコツをお伝えします。
せっかく集客のために頑張ってブログやメルマガ、電子書籍を書くなら、良い印象を持ってもらいたいですね。
集客できる情報発信のコツ 【語尾編】
ちょっとだけ復習しましょう。
……ます。
……ます。
……ます。
……です。
……です。
……です。
というように、同じ語尾が重なると、文章が幼く見えるということでしたね。
つまり、
小学生の作文
のように見えてしまうのです。治療家は、信頼されてナンボの商売。
ですから、これはちょっと避けたいところです。
ということで前回は、
〇 会話文を突っ込む
〇 疑問形にしてみる
という2つのコツをご紹介しました。
あと3つコツがありますので、使えそうな場面があったら、思い出してください。
その3:体言止め
あなたは、文章術の本って読みますか?
わたしは一時期、それこそ編集者時代に読み漁りました。
そのなかに、『体言止めは、未熟な文章である』と断言していた本がありました。
中途半端で終わらずに、文をまとめましょうと書いてあったのです。
まあ確かに半端ですが、使い方によっては変化が出るので
たまに使うくらいなら全然オッケーだと思います。
体言というのは名詞(代名詞)。
わたしが登ったのは富士山です。
を体言止めにすると
わたしが登ったのは富士山。
となります。
たとえば…
東洋医学の治療法には、色々な方法があります。
私たち鍼灸師は、おもに鍼と灸を使います。
患者さんの体質や状態によって使い分けています。
これに体言止めを入れてみると…
東洋医学の治療法には、色々な方法があります。
私たち鍼灸師が使うのは、おもに鍼と灸。
患者さんの体質や状態によって使い分けています。
例文の場合、「灸」で終わっているので、
見込み客に「灸」を印象づけることができます。
もしあなたが、
お灸を売りにしている鍼灸師だったり
お灸教室を開いているなら、この使い方はおすすめ。
使い方に慣れたら、あなたが見込み客にアピールしたい言葉で止めるように
工夫してみましょう。
その4:箇条書きにできないか
集客のための情報発信をしていると、
どうしても単調な説明をしなければならないことがあります。
そして説明文はどうしても
です。です。です。
みたいに語尾が重なりやすくなります。
整体とは、その名の通り体を整えることです。
当院が行なう整体のポイントは、筋肉と骨格のバランスを整えることです。
さらに、精神の安定も重要です。
体と精神の両方を整えることが、施術効果を維持する秘訣です。
この例文に箇条書きを入れてみると…
整体とは、その名の通り体を整えることです。
当院が行なう整体のポイントは、次の2つ。● 筋肉と骨格のバランスを整える
● 精神の安定を図る体と精神の両方を整えることが、施術効果を維持する秘訣です。
単調で飽きてしまいそうな説明文は、箇条書きをいれることで変化がついて
しかも理解しやすくなります。
箇条書きにできるのは、並列の関係の文。
例文でいうと、「筋肉・骨格」と「精神」は並列の関係にあるので、箇条書きにすることができます。
これがもし
当院は精神の安定を図ることで、筋肉のアンバランスを整えて、結果的に骨格を整えていきます。
という内容なら、「精神」「筋肉」「骨格」それぞれが因果関係にあるので、箇条書きにはできません。
その5:画像・イラスト・見出し・罫線を入れる
文章の語尾が重なったとき、文章を変えるだけじゃなくて
他の要素をはさみ込んでみましょう。
今回の〇〇治療院カフェ会は、大盛況でした。
過去最高の20人が参加してくださいました。
参加者の中には、妊婦さんもいらっしゃいました。
そのおかげで、子育て談議に花が咲きました。
和気あいあいとして、みなさんの笑顔が印象的でした。
この文章に、次のものを突っ込んでみましょう。
【写真】
【イラスト】
【見出し例】 こんな参加者もいらっしゃいました!(太字で大きく)
【罫線と見出し例】
+++++++++++++++
なんと妊婦さん飛び入り参加!
+++++++++++++++
文章のなかに「異物」をはさむことで、脳に「おっ」と思わせることができます。
とにかく、語尾の重なりを目立たなくするには、
何かを入れてしまえばいいんです。
文章だけでなんとかしようと頑張らないでくださいね。
大事なのは思いやり
同じ語尾が続いても気にならないというのは、別な見方をすると
読んでいるひとのことが目に入っていないとも言えます。
だって、
です。
です。
です。
ばかりだと、読んでいても飽きてしまいますからね。
「どうやったら、読者を飽きさせないかな」
「ここにアレを入れれば、面白いかも」
と考えると、自然と語尾も変わってきます。
まとめ
治療院が集客のために情報発信をするなら、第一印象に気をつけましょう。
とくに、語尾が重なった文章は、見込み客から
「幼い、稚拙、大丈夫かな?」
思われてしまいます。そこで大事なのは、
文章って難しい…と頭を抱えることじゃなくて
「どうやったら、変化をつけて、面白くできるかな」
という視点。
どうせ面倒くさい情報発信をするなら、ちょっとでも楽しみをみつけましょう。
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
〇 他院と比較をされず
〇 通うことへの抵抗感を減らして
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