ブログやメルマガで治療院集客ができないのは『コミュニケーション不足』

「ブログやメルマガで情報発信してるのに、集客できない」
と悩む治療院の先生やセラピストの方から
よく相談を受けます。

集客できないから、モチベーションも続かない。
結果、いつの間にかブログもメルマガも滞っている。

いや、そうなりますよ、普通。

でも、「そうですよね~」と相づちを打ってばっかりじゃ状況は変わらないので、
打開策を考えましょう。

今回の記事では、打開策のひとつとして
コミュニケーションを情報発信に活かす方法
についてお伝えします。

わたしのような、人づきあいが苦手なひとにも
おすすめの方法です。

ブログやメルマガで集客できない理由

見込み客の欲しいものは何?

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

ブログやメルマガ、さらに電子書籍を含めて、情報発信をしているのに集客ができない理由に
見込み客の求めているものを提供していない
ことがあります。

つまり、あなたが
「これは美容や健康に役に立つ情報だから、きっとみんな喜ぶだろう!」
と思って書いた記事が、

的外れという可能性があるのです。

ブログから集客できない整体師

以前に個人添削をしていた整体師の先生は
ブログから集客ができずに悩んでいました。

内容を見ると、

「腰痛を治す体操」
「肩こりが楽になるストレッチ」
「風邪を引いた時の対処法」
「季節ごとの養生法」

など、読者が興味を持ちそうな
役に立つ記事が並んでいます。

そこで「ヒートマップ」という
ブログを分析するツールを入れてもらって計測しました。

すると、
ほとんどの記事が、前半3分の1くらいまでしか
読まていなかったのです。

ブログが読まれない理由を知ろう

顧客層、顧客の傾向、顧客がブログに何を求めているのかは、
先生の個性や治療院の特色によって
微妙に違います。

その微妙な違いをつかんでブログを書かないと、
全く読まれない。

それじゃ、せっかく頑張って書いたのに
悲しい。

そこでわたしは、その微妙なズレを知りたいと思ったので、

「ブログのコメント欄を解放してみませんか?」

と提案しました。

コメント欄を通して読者とコミュニケーションをとることで、
顧客は何が知りたいのか
という生の声を聞きたかったのです。

ブログが読まれるようになった

コメント欄を解放した結果、
その整体師の先生のブログが変わりました。

今日のブログは、「〇〇についてですが、どうして〇〇なんですか」という質問をいただいたので、お答えしたいと思います。

というように、コメント欄からもらった質問に答える形式に変わったのです。

その後、一気に!とはいきませんでしたが、
精読率(最後まで読んでもらえる割合)が改善して、
同時に集客もじわじわと増えてきました。

治療院がブログやメルマガで集客する方法

コメント欄を開放して質問に応える

さきほどの整体師の先生の真似をさせてもらいましょう。

コメント欄を開放することで、見込み客とのコミュニケーションが始まります。

そこから、悩んでいる人の生の声を吸い上げて
それに応えるブログを書く。

メルマガなら、
「知りたいコト、分からないコトがあれば、何でも聞いてください。このメルマガに返信していただければ、お答えします
と記事の最後に入れるのもいいと思います。

クライアントの話を聞く

治療家やセラピストは、
物理的にも心理的にも
顧客と近い距離で話が聞くことができます。

そこでは、ふだん聞けないような話も飛び出してきますよね。

わたしが最近、
「あ、そこが気になってたんですね」
と感じのは

「伊東先生のところは、他の人と顔を合わさないでいいから、好きなのよ」

というクライアントさんの話。

うちの治療院は、べッドがひとつだけです。

施術時間も、前後に余裕を持たせているので
クライアントさん同士が顔を合わせることはありません。

これはクライアントさんのためというより、わたし自身
ひとりの人に集中したいから。

そのぶん単価を上げているのですが、それでいいという人が
集まってくれています。

そのなかには、
「他の人と顔を合わせたくない」
という人がいるというのは
話してみて分かること。

会話の中からポロッと出た生の声は、貴重です。

それを、
治療院のウリとして情報発信することだってできます。

ホームページよりブログやメルマガがいい

ホームページに
「となりにベッドがないので、周りに気兼ねすることなく治療を受けることができます」
と書くのもいいですが、

先ほど出てきたクライアントさんとの生のやり取りを
ブログやメルマガに書いたほうが、よりリアリティが生まれます。

リアルなエピソードの最後に、

「とくに神経の緊張による痛みを抱えるひとにとっては、治療を受ける環境が大事です。当院では、できるだけ施術の効果を高めるために…」

など、専門家として補足を入れてみましょう。
すると、ただのブログやメルマガが
ぐっと深みを増してきます。

まとめ

治療院のブログやメルマガで集客できない理由は、コミュニケーション不足かもしれません。

コメント欄を使ったり施術のときに直接聞いたり、とにかく
顧客が何を求めているのか
コミュニケーションの中から探してみましょう。

あなたが「意外!」と思うことが、集客につながるポイントになります。

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