治療院に継続して通ってもらうには【刺激】が必要

「都合が悪くなったので、次回の予約をキャンセルさせてください」

という電話があって、さらに

「ちょっと予定が分からないので、またこちらから連絡します」

と言われたことはありますか?
こんなときは、ほぼ100%連絡ありませんよね。

「まあ、そんなもんだよね」と思うけれど、経営的にはそうも言ってられない。

ということで、今回は
治療院に継続して通ってもらうには、どうしたらいいのか
について一緒に考えましょう。

顧客は飽きる生き物

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

顧客に限らず、人間は飽きる生き物である。

こう思っておくことは、
「あ~、また顧客が減っちゃった…」
と落ち込みやすい私のような治療家には、大事なことです。

脳は楽をしようとする

わたしたちの脳には、
「慣れる」という機能がついています。

「あっ、朝日が昇って明るくなった!」
「あっ、陽が沈んで真っ暗になった!」

なんて驚いていたら、疲れてしまいますからね。

そしてこの「慣れる」機能には、「飽きる」という情動もセットでついてきます。

既存顧客が離脱する過程

この、脳が「飽きる」習性に、治療家の先生は勝たなければなりません。

施術の必要性を伝え、言葉をかけ、誠心誠意施術にあたっても、
クライアントはそれに慣れてしまう。

あたりまえだと思うようになる。

そして飽きてくると

「ほかの所にも行ってみようかな」
「痛みはだいぶ減ったし、もういいかな」
「こんどはサプリでも試してみようかな」

などと思うようになり、去っていきます。

真面目な先生ほど悩む

「なんで、良くなったのに通ってくれないんだろう」
「本人も続けると調子がいいって言ってたのに」
「きっと、自分の腕が悪いんだろう」
「たぶん何か、自分に足りないものがあるんだ」

と、自分を責めたことはありませんか?

そして真面目な先生ほど
治療技術を磨いて結果を出して、それで継続してもらおうと考えます。

でも、
それだけでは既存顧客の離脱は止められません。

相手は「脳」ですから。

通ってもらうには電子書籍で刺激を与える

「慣れる」➡「あたりまえだと思う」➡「飽きる」

の流れを止めるには、刺激が必要。
そのひとつが、電子書籍です。

ブログやニュースレターでは刺激が弱い

治療家の先生のなかには、
クライアントに向けたブログやメルマガ、ニュースレターなどの
情報発信をしているひともいらっしゃるかと思います。

新規に集客して、既存客の満足度をあげて、休眠客を掘り起こすには
情報発信はとても重要です。

でも、「刺激」という視点で考えてみると
ちょっと弱いかもしれません。

そこで電子書籍の出番!

「今度、Amazonから私の本が出版されます」

と先生から聞かされたクライアントさんは、けっこう刺激を受けます。
そして、良いリアクションが帰ってきます。

「すごいですね!!」と。

正直、そうやっていわれると、嬉しいです。

顧客を楽しませる

わたし自身、何冊か出版して感じるのは
クライアントさんが喜んでくれるということ。

施術の合間に電子書籍の話をすると、
みなさん驚いてくれます。

だって、自分の周りに本を出版しているひとなんて、
そんなにいませんからね。

だからそれが、
電子書籍であろうと商業出版(紙の本)であろうと関係なく
クライアントさんは「ぐいぐい」食いついてきます。

優越感を刺激しよう

単純に、自分の知り合いが本を出版したという驚きもありますが、
クライアントさんの場合、もうひとつ嬉しいことがあります。

それは、
自分が治療を受けている先生は、本を出版しているすごいひと
という優越感。

「わたしは、優秀な先生にみてもらっている」
「わたしの選択は、まちがっていない」

と思えるので、嬉しいのです。

まとめ

治療院に継続して通ってもらうには、電子書籍が効果的です。
とくに治療家や整体師、セラピストのかたにはオススメ。

クライアントさんの優越感を刺激して、
脳の「飽きる」機能にストップをかけることができます。

あなたの人柄が伝わる電子書籍をつくって、
一生モノの関係を築いてくださいね。

頑張ってください!

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

 他院と比較をされず
 通うことへの抵抗感を減らして
 あたりまえのように通ってもらう

そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。