「ついつい施術が長くなってしまう」
というあなた。
もしかして、顧客にとっては
ありがた迷惑ってこともあります。
今回の記事では、とくに
高単価でも通ってくれる顧客にとって、
長時間の施術は迷惑になることがありますよ
という話です。
長時間の施術は喜ばれる?
開業当初の思い込み
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
私は以前、
「施術時間が長いほど顧客は喜んでくれる」
と思っていました。
ですから60分の施術時間を
目いっぱい使っていたのです。
時には、もっと長く。
でもあるとき、知り合いの経営コンサルの方から
上質な顧客は、短時間施術のほうが喜ぶ
と話してもらったことがありました。
「うっそぉ~」
と思いました。そんなわけないじゃんって。
治療と癒しの違い
そして、現在は…
一回の施術時間は約40分。
時には、もっと短く。
で、単価は以前の1.7倍。
ありがたいことに、それでも通ってくれます。
癒しを目的とした施術なら、できるだけ長い時間のほうが
喜ばれるでしょう。
でも治療系の場合、人によっては短い時間のほうが
喜ばれます。
「人によっては」という所が、ポイントです。
高単価でも通ってくれる顧客は「時短」好き
稼いでいるひとは時間を買う
あなたの治療院やサロンにも
「稼いでるな~」
という患者さん、お客さんっていませんか?
可処分所得、つまり使えるお金は多いけど
忙しくて時間がない。
忙しくて体調が悪い。
だから通いたいんだけど、時間が惜しいんですね。
ですから、
施術時間は短いほうが嬉しいんです。
コンサルの言葉が腑に落ちた
私はいつも、何回か通ってくれた顧客に
「どうして、ウチの治療院を選んでくれたんですか?」
と聞きます。
初回に聞いても、本音が出ないので。
そこで、最近よく聞く言葉があります。
施術時間を短縮して、しかも、単価を上げてから
聞くようになった言葉。
「料金は高いけど、時間が短かいから」
そのあとに、
- 信用できそう
- 腕に自信があるんだろうな
- 時間が節約できる
- 外さないかなと思って
- 今までの所と違うだろうなって
という話が続きます。
「そうなんだ…」
こうやって生の声を聞いているうちに
最近やっと、
以前に経営コンサルの方の言っていたことが腑に落ちました。
どちらの顧客を集めるか
別に私は、特別な技術を身につけたから
時短と単価アップをしたわけではありません。
高単価でも通ってくれる顧客と
一生のおつきあいができるような治療院にしたい。
そう決めただけでした。
そのために何をしたらいいのかを考えた方法のひとつが、
施術時間を短くして
単価を上げること。
つまり、決断をすれば
できるってことです。
あなたが、どんな顧客を集めて、通ってもらいたいか。
ここを決めてしまえば、あとは行動するだけ。
凡人治療家のわたしでもできたのですから、大丈夫。
まとめ
高単価でも通ってくれる顧客にとって、
長時間の施術は迷惑になることがあります。
というか、同じ施術効果なら短いほうが嬉しいと思っています。
とくに、「バリバリ働いて、稼いでいる人」は。
あなたの顧客にそんな人がいたら、直接聞いてみてください。
それがいちばん、腑に落ちます。
そうなのか…って。
あなたの治療院やサロンでも、
時短と単価アップ、ちょっと考えてみてくださいね。
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
〇 他院と比較をされず
〇 通うことへの抵抗感を減らして
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