電子書籍で治療院の集客をするには【見込み客の脳の中に入り込む】

きのう、知り合いの整体師の先生とメシを食べたとき
「今、頑張ってブログ書いてるんだけど、全然新規のクライアントさんが増えないんだよね」
という話になりました。

よく聞いてみると、あるマーケティング・セミナーに参加していて、
そこで
「ブログを1年間、毎日続けていれば、そこから集客につながる」
と教えてもらったので、真面目に実践しているのだとか。

1年続けるって、すごいです。しかも毎日。

それなのに治療院の集客につながらないとしたら、
何かが足りないかズレているはず。

なのですが、その場では大勢いたのでそれ以上は話せませんでした。

ということで今回は、
せっかく情報を発信するなら治療院の集客につながるような
電子書籍やブログ、メルマガにするコツについて
いっしょに考えてみましょう。

治療院の集客で大事なコト

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

電子書籍に限らず、
ブログやメルマガ、オウンドメディアなどの情報発信は、
治療院の集客にとって心強い武器となります。

ですが、冒頭の整体師の先生のように
頑張って続けているのに集客できないなら、
そもそも
っていう部分がうまく伝わっていないのかもしれません。

集客とは選んでもらうこと

わたしたち治療家が何のために情報発信するのかというと、
集客するため。
ここをもう少し突っ込んで考えましょう。

あなたの商圏にあなたの整体院しかなかったら、
たぶん
情報発信なんて面倒くさいことしませんよね。

タウンページ(もう通じないか…)に電話番号と住所だけ載せておけば、
身体の悩みを抱えているひとが
勝手に探してくれるからです。

でも、そんな状況じゃない。
周りにはワサワサ治療院、整体院、接骨院、リラクゼーションサロン、マッサージ店がある。
しかもライバルは他にもいる。

健康食品やマッサージチェアだって
立派なライバル。

べつに、友達でも親戚でもないあなたの整体院を
選ぶ必要はない。

だから、選んでもらう理由を見込み客に伝えるのが、
情報発信の役割です。

それは「売り」になる?

選んでもらう理由は、
いくらでもつくることができます。

価格
利便性
清潔感
優秀
保障
割引き
親切
高級感

今、ここに挙げたような「選んでもらう理由」は
おすすめできません。

言いかえれば、

売り

になりません。なぜなら、

真似されるし、
顧客から飽きられるし、
泥沼にはまるからです。

たとえば、安売り合戦になれば
最後は共倒れ。

優秀さをアピールしようと
資格をとったり技術を磨いても、
顧客にはその価値を客観的に判断することはできません。

わたしは以前、横浜の六角橋という所で整体院を開業していたとき、
地元の鍼灸師からさんざん嫌味を言われました。

国家資格もないのに、経絡とかいう言葉を使うな。
自分は、この経絡図に載っている○○先生の孫弟子なんだ。

夜な夜な、その鍼灸師連中は飲んだ帰り道に
わたしの整体院をのぞいては、
クソみたいな話を垂らしてから帰るのです。

そのあと自分が鍼灸師の資格をとって思うのは、
べつに資格なんて関係ないってこと。

とくにクライアントさんにとってみれば、
資格の種類も何も、関係ないし分からない。だから、

選ぶための判断基準にはならないんですね。

あと、気をつけたいのが
健康や美容に関するお役立ち情報の発信。

資格で優秀さは伝わりにくいですが、知識は伝わりやすい。
だから治療家の情報発信はつい、知識が中心になってしまいます。

もちろんダメではないのですが、知識を伝えるだけでは
あなたという人間の印象は残せません。

役に立つ知識だけが残る

せっかく見込み客の役に立つような、
健康や美容についての
電子書籍を書いたり、ブログの記事をアップしたり、メルマガを送っても、
読者に残るのは「知識だけ」っていうのは
寂しいですよね。

あなたという人間の印象は残らず、
「どこかの整体師が書いた役に立つ記事」
「ありがとう~、どこかの整体師さん」
には、したくありません。

じゃあどうしたらいいのか。

電子書籍を使って治療院の集客をする

治療家が電子書籍を書いて集客するなら、
ただ役に立つ知識だけでは足りません。

大事なのは、あなたという存在を
見込み客に印象づけること。

見込み客の脳の中に入り込む

あなたが本やブログを読んだときのことを
思い出してください。

どんな内容が印象に残っているでしょうか?

人間の脳には
記憶に刻み込むかどうかの自動選択機能がついているのですが、

・新しい
・面白い
・得をする
・損を避ける

などの話は、脳の中に入り込みやすいです。
おそらくあなたの印象に残っている話も、上の4つのどれかではないでしょうか。

で!

あなたという人間を見込み客に印象づけるには、
「面白い」
が最適。

で!

なにが面白いって、やっぱり
リアルな体験や実話でしょう。

さきほどの、
クソみたいな鍼灸師の話って覚えてます?

あれも実話なのですが、
このブログを読み終わったとき、もしかして覚えているのは
「六角橋のクソ鍼灸師」
だけかもしれません…

実話で見込み客を惹き込む

このように、ただのお役立ち情報だけではなくて
あなたに起きたことを伝えてみましょう。

書いてみると分かると思いますが、
実際に起きたことを書いているときって
気持ちが先に動きます。

わたしなら、思い出すだけで
はらわたが煮えくり返るような思いが湧いてきますから、
自然と気持ちも前のめりになり
文章にもチカラが入ります。

この文章ににじみ出る熱量が、きっと読んでる人に
伝わるんだと思います。

あなたが治療家なら、
毎日クライアントさんに接しているからこそ書ける

実話+お役立ち情報=あなたを刻み込める電子書籍

となり、集客につなげることができます。

まとめ

治療家が電子書籍やブログ、メルマガなどの情報発信をするなら、
治療院の集客が目的のはず。

だったら、見込み客の印象に残るような
実話
を盛り込みましょう。

日々の施術そのものが、読者にとっては
興味のある実話。

しかも、身体の悩みを解消するための
知識も持っている。

だから治療家は、文章を書く条件が揃っているんです。

下手な文章術なんてぶっとんじゃうくらい、
読み手を惹き込む文章ができあがりますよ。

いっしょに電子書籍、つくりましょう!

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

 他院と比較をされず
 通うことへの抵抗感を減らして
 あたりまえのように通ってもらう

そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。