先日、治療院に
「amazonを見て電話しました。予約をお願いしたいのですけど」
と電話がありました。
「amazonを見て?」
GoogleやYahooで調べて…という人はいらっしゃいますが、
amazonを見てというパターンは初めてでした。
「何だろうな?」
という謎は、その電話をかけてきた人が来院して
ようやく解けました。
今回の記事では、
amazon・google・Yahooを利用した
電子書籍による治療院集客
についてお伝えします。
電子書籍で新規集客できた理由
amazonがきっかけに
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
わたしは鍼灸院を運営しているのですが、
冒頭でお伝えした方は
なぜ「amazonを見て電話しました」と言ったのか。
実際に来院されたとき、いろいろと話を聞かせていただきました。
その方はもともと膝が悪くて、
特に最近は膝の内側の痛みに悩んでいたのだそうです。
そこで何かサポーターなどのグッズで楽にならないかなと
amazonで探したら、そこに私の電子書籍があったので購入。
そして、電話をしたのだとか。
なるほど。
だから、amazonを見て電話しましたってことなのか。
amazonで検索してみた
納得した私は、クライアントさんが帰ったあとamazonで
「膝の内側が痛い」
と検索してみたのです。
すると、次のような画面が表示されました。
1ページ目。
サポーターやインソールといった商品が並んでいます。
そして、2ページ目。
「サメ軟骨のサプリが出てきたな~」と思ったら、そのあとで
私の出版した本が表示されたのです。
一か月くらい前に出版した
『膝の内側が痛いならO脚グセを取ろう』
という電子書籍でした。
いろいろな商品が並ぶ中で、書籍は私の一冊だけ。
それでクライアントさんは、何か痛みを楽にするヒントはないかなと思って
本を買ってくれたのでした。
たしかに、サポーターがずらっと並んでいるなかで
一冊だけ本があると、それだけで目立ちますよね。
おかげで良いご縁をいただきました。
電子書籍の強味
先ほどのamazonの画面を見たとき、
書籍は私の一冊しかなかったことが、ちょっと意外でした。
膝についての本なんていっぱいあるから、
もっと表示されていてもいいはずなのに。
でもこれが電子書籍の強味なんです。
amazonのロングテール戦略
amazonがインターネットの世界でシェアを広げていったのは、
ニッチな商品をたくさん扱うようにしたから。
Webマーケティングを学んだ方なら
『ロングテール戦略』
という言葉を聞いたことがあると思います。
すごくざっくり言うと、
需要の少ない商品をたくさん並べて、トータルの売り上げを稼ぐ戦略ですね。
リアルな書店のばあい、売り場には限りがあるので
どうしても
売れ筋の本を置かなければなりません。
でもamazonには売り場の制限はありません。
販売ページなんて、無限につくることができます。
しかも電子書籍は在庫が要らないデジタルコンテンツ。
amazonとしては、マーケティング力をフルに使って、
ピンポイントの需要に
ピンポイントの供給をする。
そうすれば、お客さんは
「そうそう、これ。私にピッタリのものがあった!」
と喜んで買ってくれます。
だから、膝の内側の痛みで困っていた方が、
私の本を見つけられたのです。
Google&Yahooの検索エンジンの進化
しかもamazonはドメインが強い。
だから、amazonの販売ページに自分の電子書籍を載せておくと
検索の上位に表示されやすい。
進化したGoogleやYahooの検索エンジンは、
検索者の細かいニーズに応えるような結果を表示するようになりました。
単にキーワードから引っ張るのではなく、
検索者の普段の行動まで分析して、結果を表示します。
もう、私たち消費者は丸裸ですね。
- どんな音楽が好きで
- どんなラーメンをよく食べていて
- どういう人と交わりがあって
- どんな車に乗っていて
- どんな悩みを持っていて
- どんな治療を探しているのか
ぜんぶ情報は筒抜けです。
でも、こわい反面
マーケティングには使えます。
漠然と
『膝の痛みを解消する方法』という本より
『膝の内側が痛いときの改善方法』という本のほうが、
膝の内側の痛みで悩んでいる人にとっては役に立ちます。
GoogleやYahooの検索エンジンは、
そういった個別の需要を細かく分析してくれるので
「膝の内側の痛みの解消法」
などの絞り込んだテーマの本でも、
必要としている人に紹介してくれるのです。
これって、すごいことだと思いませんか?
自分で広告をかけても出会えない見込み客が、
電子書籍をきっかけに治療院に来てくれる。
電子書籍を一冊つくるだけで、
amazon・google・Yahooが強力な応援をしてくれるんです。
まとめ
電子書籍をつくると、治療院の新規集客が増えます。
それは単純に「本を出している先生」というブランディング効果だけではなく、
amazon・google・Yahooのマーケティング力を使うことができるから。
できるだけテーマを絞った電子書籍をつくって、
あなたの治療院やサロンの集客に活かしてください。
そして、あなたの知識と経験を
100年後の人にも伝えましょう。
あなたの生きた証となる電子書籍は、一生の宝物になりますよ。
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
〇 他院と比較をされず
〇 通うことへの抵抗感を減らして
〇 あたりまえのように通ってもらう
そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。