あなたが治療院の集客のために電子書籍をつくるなら、
まずはじめに
プロフィールを書きましょう。
特に集客を目的とするなら
本文よりも
プロフィールをしっかり考えたほうがいいです。
今回は、
電子書籍をつくる前にプロフィールを書くと、
本の内容も豊かになるし
治療院への集客にもつながりますよという話です。
目次
電子書籍のプロフィールとは
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
「さあ、本を書くぞ!」
と書く気満々の時って、
どうしても
本文とか前書きから書きたくなります。
以前、相談を受けた整体師の先生は、
「前書きから書きはじめたら止まらなくなって、本文で書こうと思っていたこと全部、前書きになっちゃいました…」
と困っていました。
意欲がある時って、そうなっちゃいますよね。
でも、結局書き直しになってしまうと
もったいない。
なので、
私が電子書籍づくりをお手伝いさせてもらう時は、
はじめに本のテーマや構成を決めておくなど、
準備をしてから書きましょう
と、お伝えしています。
その準備の中に、
プロフィールづくりがあります。
電子書籍にプロフィールを載せる意味
以前の記事でもおつたえしましたが、
電子書籍にはプロフィールが必要です。
なぜなら、電子書籍にとってのプロフィールは
どういう立ち位置の人間として
この本を書いたのかを知らせる
ための重要なパートだからです。
プロフィールもなく、
素人なのか趣味なのかプロなのか分からない人が書いた
『ぎっくり腰を1分で治す秘訣』
なんていう本があったら、
怪しくて買わないですよね。
本文は読者のためのもの
でも、わざわざプロフィールを作らなくても
本文の中で自己紹介すれば分かるんじゃないの?
と思いますよね。
そうなのですが、もし
あなたがぎっくり腰で動けなくて、
何かちょっとでも楽になる方法ないかな…と思って
『ぎっくり腰の治し方』という電子書籍を読んだとしたら。
その本文に著者の自己紹介やストーリーが
語られていたら、
うざっ
と思いませんか?
わたしはぎっくり腰の治し方が知りたいんだから、
あなたが苦労して治療院を立ち上げた話なんて
聞きたくないのよ!
となるはずです。
基本的に、本文で著者について語るのは
読者にとって邪魔でしかありません。
だから、プロフィールが必要なのです。
治療院にとってのプロフィール
たとえば
先ほどのぎっくり腰で困っている人が
「何か役に立つ情報はないかな」
と電子書籍を探すとき、かならずプロフィールを確認します。
本に書いてある情報に
信ぴょう性があるかどうか判断するためです。
そして専門家であることを確認した読者は、
本を購入。
そこで読者が、
あなたの書いた本文を読んでセルフケアを試してみたら
動けるようになったとします。
すると、本文を読み終えた読者は
再度プロフィールをじっくりと見るでしょう。
本を買う前にプロフィールを読んだのは
「大丈夫か、この本。誰が書いてるんだ?」
という確認でしたが、こんどは違います。
「うわぁ、助かった。動けるようになったわ。どんな人なんだ、この先生は?」
というように、
あなたという人を知りたくてプロフィールを読んでくれるようになります。
ここが、
ブログなどと違うところ。
書籍という形をとっているので、
「すごい先生」
と思ってもらいやすいという
書籍ならではの効果がプラスされるのです。
通常、
プロフィールは本文の最後にあるので、
本文を読んで気持ちが高ぶった状態でプロフィールを目にした読者は
ファン化しやすいんですね。
さらに電子書籍ならリンクを貼れるので、
そのままホームページやメルマガに誘導するのもワンタッチでできる。
これが治療院集客をするための、電子書籍の強みです。
集客につながる本をつくる方法
電子書籍を集客の役に立てたいなら、
本文を書く前にプロフィールを考えておきましょう。
なぜなら、
人間味の薄い本になってしまうから。
治療家は真面目な本を書く
これまで多くの治療家や整体師、セラピストの
電子書籍づくりをお手伝いしてきて分かってきたのは、
いきなり本文を書き始めると、人間味の薄い内容になってしまうということです。
特に初めて電子書籍を書く先生の場合、
「正確にきちんとしたものを書かかければ」
という気持ちが前に出てしまい、
説明的な文章になりがちでした。
誰が書いたのか印象に残らない本
あるとき、知人から頼まれて
治療家の方の原稿を添削することになりました。
本のテーマは「腰痛改善法」。
その原稿には、
独自の治療方法とセルフケアによって
腰の痛みが改善することについて書かれていました。
理論や裏付けもしっかりと書かれていたので、
構成を少し変えて文章を整えれば
電子書籍として出版できるような内容でした。
それで充分という人もいるでしょう。
でも、そこには腰痛を改善するための説明しかないために、
「誰が書いているのか」は印象に残らないのです。
役に立つ情報を伝えるのは大事ですが、電子書籍を通じて、
あなたに興味を持ってもらい
ファンを集めたいなら、
あなた自身の印象を読者に刻み込む必要があります。
そこで役に立つのが、
本文より先にプロフィールをつくっておくことです。
本の内容が豊かになる
プロフィールをつくる過程で、
過去を振り返り
あなた自身の棚卸しができると
忘れていた情報を思い出すことができます。
すると
「役には立つけれど、ただの情報」
だった味気ない本文に、
あなたの過去が加わります。
- 過去の失敗や成功
- セルフケアができたきっかけ
- 実践してみた具体例
などを、
本文に自然と書けるようになります。
この、自然に出てくるというのが
最初にプロフィールをつくっておくことの効果です。
読者にとって、
自分の悩みと関係の薄いあなたのストーリーは邪魔
ですが、
悩みの解決に関係のあるあなたのストーリーが
短く自然に織り交ぜてあると、
逆にあなたに興味を持つようになります。
私が書いた本を読んで来院してくれた人も、
肝心の肩こり解消法は覚えてなくても
「あの話、面白かったです」
と、本に書いてあったエピソードは覚えてくれています。
ただの役に立つ情報だけで味気なかった本が、
あなたの過去や現在のリアルな話が盛り込まれることで、
本として内容が豊かになるんですね。
まとめ
治療家や整体師、セラピストが
治療院集客を目的として電子書籍を出版するなら、
はじめにプロフィールをつくりましょう。
そうすれば、
● あなたの人柄が感じられる豊かな内容
● 本文で高揚したあとのプロフィール
のダブル効果で、読者がファン化しやすくなります。
ぜひ、あなたにしか書けない電子書籍をつくって、
集客の役に立ててくださいね。
応援しています。
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
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