先日、
「この人のお世話になりたいな~」
と感じる税理士さんを発見。
そこには、治療家や専門家の
「売れる」「売れない」
という差を生むヒントがありました。
この記事では、集客できる治療院の先生になるためには、
どんなところに気をつければいいのかについてお伝えします
集客できる専門家の条件
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
私は、大嫌いな経理関係を克服するため、
所属団体の主催する
『税金を上手に収めるセミナー』
に、何年か続けて出席しています。
毎年、さまざまな講師を招いて
経費の扱いや
控除の種類、雇用に関することなどをテーマに
2時間ほど話をしてもらっています。
そして、
今年話していただいた税理士の先生は
「売れる先生」でした。
だって、講演が終わったあと、
いつもあっという間に空っぽになる会場に、
いつまでも人が残っている。
話し終わった税理士先生のまわりに
人が群がっていたからです。
ちらほら聞こえるのは
「お世話になります」
「うちも、お願いします」
などの声。
大人気だったなー。
ほかの先生との違い
この「売れっ子ぶり」の秘訣は何なのか。
今までの先生と何が違ったのか。
若い税理士さんで
それほど大きな実績もなく、
大規模な事務所を構えているわけではありません。
いちばんの違いは、
「なるほどね~」という納得感と
「そうそう、それが聞きたかった!」という
かゆい所に手が届く感じ。
分かりやすい言葉を選ぶ
たとえば…
経費の計上について
いちばん最初に参加した回のセミナーで
『治療院に置く調度品について、高額なものは減価償却資産の対象となり、また家事按分を明確にしなければ、経費として認められないことがあるので、注意しましょう』
と、説明を受けました。
わたしなんて、今でも
減価償却の計算方法が右から左へ抜けていく。
ましてや、
素人同然だったときに聞いた経費の話なんて、
意味不明。
でも、今回の先生は
こんな感じで話してくれました。
『みなさんの治療院で使う機械や設備のなかには、値段が高いものありますか?
それは、すぐに無くなってしまう「お灸や鍼」と違って、何年も使えるものですか?
もしそうなら、それを使えそうな年数で割って、毎年少しずつに分けて費用にしていきましょうというのが、減価償却の考え方です。
でも、何年使えるかなんて買った時にはわからないですよね?
ですから、しょうがないので便宜的に
「こんな物だったら、だいたいこのくらい使えるよね」
という年数を割り当てたのが、お手元にある「耐用年数表」です。』
という具合。
どうです?
数字大嫌いのわたしには、とっても分かりやすい話でした。
人気のある治療家になる方法
顧客の疑問を先取りしよう
たしかに、「耐用年数」という文字を読めば、
なんとなく
「ああ、物が使える年数のことだろうな」
というのは想像がつきます。
けれど、伝える相手に合わせて分かりやすく説明すると
顧客の脳には
「?」
が浮かびません。そうすると、
納得の深さが違ってくる。
ここが大事です!
顧客の頭に浮かびそうな
「?」
に先に応えちゃう。
会話や文章の中で
「相手はこれだと、分かりにくいだろうな」
と感じる所で、先回りして疑問に答えてあげる。
今回の税理士さんの話が、まさにそうでした。
「買ったものが何年使えるかなんて、人によって使い方も事情も違うから、決められないよな」
というような参加者が疑問に感じやすいことを、
先回りして答えてくれる。
そうすると引っかかりがないので、
次の話がクリアに入ってくる。
この繰り返しで、気がついたらすんなりと理解できてる。
そして相手は自然と
「分かってくれる先生」
と思ってくれて、ファンになる。
まとめ
集客のできる「人気者」の治療家やセラピストになるコツ。
それは、顧客の疑問を感じて
先回りして答えてあげること。
ちょっと難しいですが、
- 専門家と
- 一般の人
の両方の感覚を常に持っていると、
自然と「ここは分かりにくいだろうな」
というポイントがつかめます。
がんばってくださいね。
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
〇 他院と比較をされず
〇 通うことへの抵抗感を減らして
〇 あたりまえのように通ってもらう
そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。