治療院集客で電子書籍を使うと「見込み客との距離が近くなる」

私が電子書籍を出版してから、

「電子書籍って、何が良いの?」
「集客するなら、ブログやホームページでもいいんじゃない?」

と、治療家の仲間から聞かれることが増えました。

そんな時は、
「私自身の経験からお伝えすると、
電子書籍は治療院集客の役に立ちます」
とお答えしています。

今回は、特に治療院集客という面から
電子書籍の強みをお伝えします。

電子書籍で治療院にお客さんを集める

電子書籍を出版するメリット

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

私が電子書籍を数冊出版した頃から、

「どうやって出版したの?」
「大変だったんじゃない?」
「それって、儲かる?」
「すごいね~!」
「いくらかかったの?」
「売れるの?」

などと聞かれるようになりました。その中でも多いのが
電子書籍を出すメリット。

「電子書籍を出版して、治療院の集客に役に立つの?」
と聞かれた時にお伝えするのは、次のようなことです。

  • 既存顧客からの信頼度が上がる
  • 地域のライバルと差別化ができる
  • 新規集客のツールになる
  • 本業以外の収入になる
  • 自己満足度が高い
  • 同業者から一目置かれる
  • 「本を出している先生」という紹介が起きる
  • 100年後にも自分の足跡を残せる

 

そしてさらに、
「治療院の売り上げにつながるの?」
という質問に対しては

「上がりますけど、『じわじわ』ですね」
と正直にお答えしています。

みなさん、電子書籍を出版すると
いきなり顧客が増えることを期待するのですが、
そう上手くはいきません。

新規集客やリピート対策、紹介への誘導などに電子書籍は役立ちますが、
即効性はないです。

が、確実に新規集客やリピートを助けてくれています。

本を出すと信頼してもらえる

実際に書籍を出して感じるのは

  • 本を読んで来院してきたひとが、すでにファン化している
  • 既存のクライアントさんが喜んでくれる
  • メルマガ経由で出版を知った休眠客から予約がある
  • 遠方からのクライアントさんが増えた
  • 本がツールになって紹介が増えた

ということ。これが、

本を出版したと同時に、爆発的に起こった!

ということは、残念ながらありませんでした…

電子書籍は「じわじわ型」

一気に集客するのであれば、
広告を出すのがいちばん手っ取り早いと思います。

インターネット・新聞・雑誌・地域広報誌・チラシ

など、
よほど的外れな広告を打たない限り
費用をかけただけ新規集客できますよね。

それに対して

ブログやメルマガ、ニュースレター

などは、
コツコツと回数を重ねながら関係を深めて
集客していくという方法。

電子書籍も同じです。

普通の治療家が本を出しても
あたり前ですが
一気に何万部なんて売れたりはしません。売れ行きは

じわじわ

って感じです。ですから、
出版してすぐに何かが変わったってことはありませんでした。

でも、出版してから

じわじわ

と、「今までとはちょっと違うな」と感じるようになりました。
たとえば、紹介で来院した人は

「友達がココに通ってるのは知ってたけど、こんど先生が本を出したって聞いて、買って読んでみたら良かったので電話しました」

とか。

実はこれまで、うちの治療院では
紹介のためのツールや仕組みを積極的に用意していませんでした。

何人か、積極的に紹介してくれる患者さんがいたので、
その方にお任せしていたのです。

でも本を出してからは、
今まで紹介してくれたことのなかった患者さん経由でも
来院が増えました。

本を読んで電話しました!

あとは、初めて都内から問い合わせがあった時も驚きました。

うちは埼玉のはずれの治療院なので、
都内からは1時間以上かかります。

それなのに、電話があって
「本を読んで、良さそうな先生だなと思ったので、診てください」
と予約が入ったのです。

書籍の中にある説明動画を観て、電話をしてくれたそうです。

このように、書籍を読んでから来院された方に共通するのは、
最初からすごく信頼してくれているということ。

私は20年以上治療院をやってますが、
初診の方の多くは緊張して、様子を伺いながら話をされます。

でも、「本を読んで来ました」という方は
みなさん態度が素直で積極的。

ですから、施術プランもすんなり納得してくれるし、
施術自体がやりやすいのです。

電子書籍は書き続けなくていい

電子書籍最大の強味

ブログやメルマガ、ニュースレターなど、同じような
『じわじわ型』のメディアは、

地道にコツコツ、発信し続けなければ信頼関係が築けません。

でも、電子書籍は一度つくってしまえば
あとは放置で大丈夫。

一冊出版するだけで、読み手から信頼を得ることができます。

しかも、他のメディアに比べて
圧倒的に見込み客との距離が近くなる。

これが、電子書籍最大の強味かも知れません。

読み手との距離が近くなる

ちょっと思い出していただきたいのですが、
あなたが一冊の本を読み終わったとき、なんだか

ボーっとしませんか?

あれって、集中して読むことで
本の世界観に惹きこまれている状態なのです。

本には、そんな魅力というか
魔力があるんですね。

一冊にまとまった著者の話を読み終えると、
否応なく
著者との距離が近くなります。

初診の患者さんが

「初めて会った感じが、あんまりしないです」

と話すことも、少なくありません。
ですから、治療がとてもやりやすいんです。

とにかく、楽。

「あなたの状態は、〇〇ですね」
「当院の今までの例だと、だいたい2週間に1度の施術で、3か月ほどで改善していく方が多いです」

などの、説明や今後の計画についても
こちらを信頼して任せてくれる。

相手の信頼を得ている立ち位置から関係が始まると、
こんなに楽なのかと思いました。

まとめ

電子書籍の出版は、新規集客やリピートにも役立ちます。

でも、
こうやって患者さんとの距離が近くなり、
信頼してもらい、
日々の施術をお互いにリラックスしてできるの
私にとって一番の嬉しいことでした。

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

 他院と比較をされず
 通うことへの抵抗感を減らして
 あたりまえのように通ってもらう

そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。