集客ブログを書くなら「テンプレート」を使おう

やっと治療が終わった…
疲れた…
でもブログを書かなきゃ。最近サボってるからな。

と思ってパソコンに向かったのはいいけど、手が動かない。
ネタはあるけど、どうやって書き出せばいいのか分からない。

今回の記事では、そんなときに役立つブログの「テンプレート」についてお伝えします。

文章が苦手な治療家のパターン

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

「文章書くのが大好き~」
というひとは、この記事を読む必要はありません。

「めんどくさいけど、書かなきゃな… でも手が止まっちゃう」
という治療家やセラピストのひとには、ヒントになることがあると思います。

まずは、
『電子書籍つくろう! ワークショップ』や、個人添削の相談でよく見かける
手が止まってしまうパターンをいくつか挙げてみますね。

いきなり書く

ノープランでいきなり一行目から書き始める。

これはかなり、高度な技です。
結局書き直したり、話がまとまらなかったりするので止めておきましょう。

書き始める前に、なんとなくでいいので
「こんな順番で書こう」
と決めておくと、道しるべができるので文章が書きやすくなります。

たくさん書く

これは…私もよくやってしまいます。

書き始めると、
「あれも書いておいたほうがいいな」
「これも必要じゃないか?」
と話が浮かんできて、
いつの間にか5,000文字とか。

で、疲れる。
で、つぎに書くときに憂うつになる。

オウンドメディアや電子書籍ならともかく、
ブログやメルマガであれば1,000~2,000文字もあれば充分です。

むずかしく書く

治療・施術の専門家が書くんだから、ちゃんと書かなきゃ。

たしかにそうなのですが、
ちゃんと書くことと
難しく書くこと
は違います。

一般のひとが読んで分かるように
難しいことを易しく伝えましょう。

「神経根の圧迫による慢性疼痛」
よりも
「背骨のすき間から出ている神経が、骨とか筋肉で押されて、いつも痛みを感じてしまう」
のほうが、分かりやすくないですか?

たぶん2番目の文章って、いつもクライアントさんに説明しているとき、話している言葉だと思います。
そうやって考えると、ちょっと書きやすくなりますよね。

集客ブログ向きの型とは

ブログを書くとき手が止まってしまうパターンを、3つ挙げました。
そのなかでも、「いきなり書き始める」ひとって、けっこう多いんです。

そこで、書く前に文章構成を考えてみませんか?

「起承転結」みたいなヤツです。
いろんな構成のテンプレートがあるなかでも、集客ブログにもってこいのテンプレートをご紹介します。

結論サンドイッチ型テンプレート

結論 - 根拠 - 具体例 - 結論

という文章構成の型があります。

シンプルなのですが、
まず結論を持ってくるので文章が書きやすいし、読みやすいという特徴があります。

推理小説のように、最後まで読まないと結論が分からない構成とは対照的に、

「結論はコレです。なぜならば…」

と始まるので、話の方向性が最初からハッキリしています。

そうすると、文章を書くときに横道に逸れにくいので、書きやすい。
最初に結論が分かっている、つまりゴールが見えているので、読みやすい。

とくにブログのように「ちょっと読んでみようかな」と立ち寄った読者が読むには
この構成がおすすめです。

ブログの読者はせっかち

よほど熱心なファンでない限り、
多くのブログ読者はあなたの書いた文章を
ヒマつぶし
に読みます。

そんなときに
もったいぶった話は読みたくありません。

長々と書いてある文章を読んで、たどり着いた結論はすでに知っている情報だった。
なんてのは最悪です。

時間とエネルギーを無駄にされた見込み客は、
もう二度とあなたのブログを読んでくれないでしょう。

たとえるなら…
女性は結婚するつもりで付き合っていたのに、数か月経って男性から「オレ結婚とか興味ないの」と告げられる。
「だったら、先に言ってよ…」
思わせぶりな態度で残念な結論が待っていたときほど、怖いものはありません。

ですから、まずは結論を先に伝えてあげましょう。

このブログには、こんな結論の文章が書いてありますので、興味があれば読んでください。
と知らせるのです。

サンドイッチ型構成の書き方

たとえば、あなたがブログで風邪の養生法について書くとします。

【 結論 】 風邪の引きはじめには、葛根湯が効きますよ。

この結論をはじめに出すことで、
ブログには風邪の治し方、しかも病院や市販薬ではなく漢方薬を使った方法が書いてあることが分かります。

これで風邪を引きやすいひとや、今どうしても風邪を引けないひと、市販の薬を飲みたくないひとの興味を惹くことができます。

逆に
「私は風邪引いたら病院行くし、漢方薬なんて飲みたくない」
というひとは、ブログを読まないでしょう。

こうやって読者をこちらで選別することで、濃い見込み客へと育っていきます。

【 根拠 】 1800年前の中国の医学書『傷寒論(しょうかんろん)』に載っている。
     身体の表面を温める葛根湯は、発熱などの免疫反応とも矛盾しない。

結論を書いたら、つぎに根拠を示しましょう。いわゆる「エビデンス」です。

研究論文や実験データ、著名な人が書いた書籍や言動、メディアに取り上げられた事実などがエビデンスとして使えます。
東洋医学に関することなら、黄帝内経や傷寒論なども引用させてもらいましょう。

ただ、ここで伝える根拠って弱いんです。
それは、あなたじゃなくても書けるから。

実は最初の結論と二番目の根拠は、だれが書いたってほぼ同じ文章になります。

あなたは、自分の治療院にずっと通ってくれるような、コアなファンを集めたい。
だから、めんどうくさいけどブログを書いてるはずです。

それなら、あなたにしか書けないことを書く必要があります。
それが具体例です。

【 具体例 】 治療院での実例
      著者自身の体験

あなたにしか書けない具体例を書きましょう。

ここで大事なのは、単なる事実を書かないこと。

その事実からあなたが何を感じたのか。
あなたの人間味は、そこから見込み客に伝わります。

ただの情報として流されるか、あなたの人となりを読者にえぐり込むのか、ココが分かれ目です。

【 結論 】 風邪の引きはじめには、葛根湯が効きますよ。

最後にもう一度、結論を書きましょう。
このとき大事なのは、結論をもうひと掘りすること。

たとえば…

ここまでお伝えしたように、風邪の引きはじめには葛根湯がおすすめです。
一般的に漢方薬は効き目が緩やかだと思われていますが、身体の状態に合わせれば即効性もあります。

大事なのは、ひとそれぞれの状態に合わせること。
あなたの身体は他のひととは違います。

もし治療を受けるときは、よく観て、よく聞いて、あなたの状態をしっかり説明してくれる治療院を選んでくださいね。

とか。

最初の結論をちょっとだけ深く掘り下げて書くと、まとまりが出ます。

まとめ

治療院の集客ブログを書くときは、テンプレートに沿って書くと簡単。

そのテンプレートの中でも、「結論 - 根拠 -具体例 - 結論」のサンドイッチ型がおすすめです。
具体例にあなたの人間味を盛り込むことが、コツですよ!

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

 他院と比較をされず
 通うことへの抵抗感を減らして
 あたりまえのように通ってもらう

そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。