女性が通ってくれる治療院に欠かせない【 たった1つのこと 】

消費の8割は
女性がコントロールしていると言われています。

もしあなたの治療院やサロンの売り上げが
ちょっと停滞しているなら、
女性が通ってくれるように工夫してみましょう。

女性が喜んで通ってくれるようになると、
経営が安定するだけではなく
院の雰囲気まで明るくなりますよ。

今回の記事では、
女性が通ってくれる治療院やサロンをつくるとき
いちばん大事なポイント

をお伝えします。

通うのは圧倒的に女性が多い

あなたの院の男女比は?

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

私は鍼灸整体の治療院を運営しているのですが、
会員になって通ってくれている顧客の
7割以上が女性です。(美容鍼は除く)

あなたの治療院の男女比は、
どのくらいでしょうか?

行っている施術タイプや先生の考え方によって、
男女比は違ってくると思います。

ですから、単純な比較はできないのですが
女性の方がリピートしやすい傾向にあります。

今までにコンサルを担当してきた鍼灸院、整体院、整骨院などをみても、
女性のほうが繰り返し、長く通っていました。

男性は目標達成型の思考

これは、男性と女性の脳が違うことに
一因があります。

『 男性は結果を求め、女性は過程も楽しむ 』

あなたが男性なら、何かを買いにデパートに行くと
真っ先に目的の商品売り場に向かい、買ったらすぐに帰るのではないでしょうか?

しかし女性は違いますよね。

まず1階で化粧品をチェック。買いもしないのに、新作のコスメをお試し。
つぎは2階で洋服を…

「いつになったら、目的の買い物をするんだ!」
と連れの男性はイライラ。

こんな風に、男性と女性の脳は
基本的な違いがあります。

治療の場合だと、男性は
『今抱えている悩みの解消』だけが目的で、
それ以外の要素は重要ではありません。

しかし女性は、それだけでは通ってくれないのです。

女性の顧客が求めるもの

男性と女性の違い

男性は結果を求め、女性は過程も楽しむ。

これは、太古から続く男性と女性の役割による違い。

男性は動物を狩るという『単発の行動』
女性は集団生活を守るという『継続した行動』に重きを置いてきました。

男性が「山あり谷あり」のギャンブル的な生活を好むのに対して、
女性は安定した生活を求めます。

治療院なら、男性顧客は
「今抱えている身体的な悩みを解消する」
という目的を果たしたら、脳が興味を失い、次の行動に移りたくなってしまうのです。

しかし女性は違います。

『維持をしたい』という気持ちが大きいので、
条件さえ満たせば、ずっと通ってくれる。

ここに、女性顧客を増やしたい理由があるのです。

その場・その時を楽しめる女性

たとえば、
ある男性が膝痛を治すために治療院に来院した場合。

膝を治すのが目的なので

  • 治療院が薄暗かろうが
  • トイレが汚れていようが
  • 玄関の植物が枯れていようが

気にしません。
下手をすれば、「治療に集中する、職人気質の先生なのかも」と思うくらい。

でも女性は気になります。
先生の治療着のシミや、ヨレヨレのタオルを見ると「うわっ、嫌だっ」と思います。

そして、痛みがある程度楽になったら
そのあとは通いたいとは思わないでしょう。

ですから、もしあなたが
「うちは治療院なんだから、結果がすべて。そのほかの細かいことはどうでもいいんだ」

と思っていたら、ちょっと考え方を変えたほうがいいかもしれません。

少なくとも、女性はその細かいことを気にして
最終的に通うかどうかを判断しているので。

女性に通ってもらうために一番重要なこと

  • 治療院内外の清潔感
  • 院内の細かい什器
  • 先生の服や髪などの身なり
  • 応対の丁寧さ
  • お釣りで渡す紙幣

など、女性は細かいところを気にします。

その上で、女性が求めているのは「分かってもらえている」という感覚。

早稲田大学の森川友義教授によると、
遺伝子の進化の過程で

  • 男性の脳は【目的を解決するための解決脳】
  • 女性の脳は【声を出して共感しあう共感脳】

へと進化してきたとのこと。

女性の脳は、声を出して共感しあうと
心が安定するようにできているのです。

では、どうやったらそんな女性が
あなたの治療院に通ってくれるようになるのか。

女性が通いたくなる治療院をつくるために

「分かってもらえている」と感じるとき

女性の脳は、共感脳。
ですから、自分のことを理解して共感してくれる人や場所が好き。

実は治療家やセラピストというのは、
顧客との密着度が高く会話も多いので、
「共感してくれる人」になりやすい業種なのです。

つまり、あなたに対して顧客が

「この先生は、私のことを全部知っている」
「この先生なら分かってくれる」

と感じる関係をつくりやすいのです。

ただ、この関係は
身体的な悩みだけを話していたのではつくれません。

なにげない日常会話の中から、家族や会社、趣味、将来の不安などを
ていねいに聞くことが必要です。

覚えてくれていると人間は嬉しい

だれでも、自分のことを覚えておいてくれるのって
嬉しいですよね。

「前回の治療のとき、今度ライブに行くんだって言ってましたけど、楽しかったですか?」

「〇〇さんの大好きな、あのラーメン屋さん、私もこの前行ってきました! 美味しいですよね」

「飼っているワンちゃん、確かトリミングが嫌いでしたよね? ウチの患者さんの行ってるペットサロンは、犬の扱いがとっても優しいんですって」

あなたは専門家として、顧客の身体について
症状や体質、クセを分かっていると思います。

女性の顧客は、それ以外にも
自分自身について知っていて、覚えてくれていると
ぐっと心をつかむことができます。

人に好かれる治療家やセラピストは、これが自然とできるんです。

ただ、
女性の中にも、色々と聞かれることに
「うっとおしい」
と感じる方もいるので、相手の反応をみながら話しましょう。

カルテに書き残す

でも、多くの顧客を抱えていて、
個人的なことを細かく覚えていられないですよね?

ですから、カルテに書いておきましょう。

痛みや症状の経過だけではなく、会話の中に出てきた話題を
書き残しておくのです。

ちょっとした手間で、顧客の印象がガラッと変わります。

まとめ

女性が通ってくれる治療院やサロンをつくるために、
いちばん大事なこと。

それは、「分かってくれている」と感じてもらうこと。

そんな関係をひとりずつ、丁寧につくっていきましょう。
そうすれば、何年も通ってくれる女性が増えてきます。

気心の知れた人の施術は、ほんとうにやりやすいです。
結果も出るし。

ちょっとした言葉ひとつでいいので、
ためしてみてくださいね。

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

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