電子書籍のプロフィールの書き方 【 理想の顧客を集めるプロフィールのコツ 】

電子書籍を出版するなら
プロフィールってすごく大事です。

なぜなら、
あなたの「人となり」を伝えてファンを獲得するための
数少ない場所だから。

今回の記事は、
限られた文字数の中で読者との距離を
「ぐっ」と縮めて
あなたのファンになってもらうための
プロフィールの書き方についてお伝えします。

電子書籍を書くならプロフィールにこだわろう

プロフィールの目的

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

まずお伝えしておきたいのは、
プロフィールを、ただの自己紹介にしてしまっては
もったいない
ということ。

特に、
あなたが電子書籍を使って治療院やサロンに人を集めたいなら
プロフィールの目的は

理想の顧客を集めるため

です。

誰がプロフィールを読んでくれるのか

ちょっと考えていただきたいのですが、
あなたが著者のプロフィールを読むのって、
どんなときですか?

おそらく、
著者のことを知りたいときですよね?

これって、すごいことなんです。

本の買う前、読んだあとに関わらず、
読者のほうから
「あなたのことをもっと知りたいんです」
と思ってくれるって、もう、ファン候補でしかありません。

本のタイトル、内容紹介、本文を読んで、
興味をもってくれているファン候補に対して
プロフィールに何を書いたらいいのか。

その内容によって、
プロフィールの目的である
理想の顧客を集めることができるのです。

次の項目では、実際のプロフィールに
どんな内容を書いたらいいのかをお伝えします。

電子書籍のプロフィールの書き方

プロフィールに必要な要素

基本的な要素としては、

〇 名前
△ 生まれ年
△ 出身地
〇 職業
〇 資格
〇 実績
〇 物語
〇 URL
△ 趣味

という感じです。
並び順は、プロフィールに記載する順番に並べてあります。

〇印は必須で、△印はお好みで入れたり削ったりしましょう。

プロフィールに最適な文字数

電子書籍の場合、とくに
プロフィールの文字数は決まっていません。

だから余計に悩んでしまいますよね。

目安としては
500文字~1000文字。

色々な電子書籍をみると、
ほぼこのくらいの範囲に収めています。

「500文字と1000文字って、倍も違うじゃねーかっ」

と思いますよね。
確かに。

でも大事なのは、
文字数よりも、プロフィールの内容です。

あなたの理想とする顧客が
興味を持つような内容であれば、
文字数にこだわらなくても大丈夫。

理想の顧客が共感する「あなたの側面」を書く

たとえば私の理想の顧客は、
身体を含めて自分で人生を変えたいと思っている人
です。

ですからプロフィールには、
私の人生の「自分で変えていく」という側面を切り取って
書いてあります。

 

人の人生には、いろんな側面があります。

  • 優秀な側面
  • やさしい側面
  • アニキ・アネゴ肌の側面
  • 自立した側面
  • だらしない側面

その中で、
どの側面をプロフィールに書くかによって
共感する顧客は違ってきます。

優秀さに価値を感じる顧客を集めたいなら
あなたの人生の
優秀な側面を切り取ってプロフィールに書きましょう。

従順な顧客を集めたいなら
あなたの人生の
アニキ・アネゴ肌の側面を切り取ってプロフィールに書きましょう。

プロフィールでストーリーを語るときも、
「あなたのどの側面を切り取るか」
という視点を持つと書きやすいですよ。

プロフィールを書くときの注意点

自慢は禁物

プロフィールで自慢の色が濃くなると、
その時点で読者は興ざめしてしまいます。

よくあるのが、とにかく資格を並べるパターン。

たとえば‥
『3分でラクになる!前屈腰痛の治し方』
という本のプロフィールに、

伊東 歩 (いとう あゆむ)
なる治療院代表 鍼灸師
日本鍼灸師会会員 関東支部副会長 (財)代替医療復興協会会員 (社)全国アロマオイル普及連絡会会員 日本香道協会検定1級会員 フレグランス協会認定2級セラピスト 日本ハーブナチュラルライフ検定合格

と並んでいたら、どう感じるでしょうか?

「いや、あなたがアロマとかハーブに詳しいのは分かるけど、
それって腰痛と関係ある??」

と思いますよね。

せっかく頑張って取った資格ですが、
並べすぎると価値が下がってしまいますので
気をつけましょう。

不幸自慢にも気をつけよう

自慢には、優れているという自慢だけじゃなくって
不幸自慢もあります。

「こんなに苦労したんです~」
「大変だったんですよ…」

といった、悲劇のヒロイン色が濃すぎると、
これもまた
読者は引いてしまいます。

このパターンの予防策は、時間をおいて見直すこと。

プロフィールを書いた1週間後に読み直すと、
客観的に「おかしさ」を感じることができます。

参考プロフィール

参考までに、
いちばん最初に出版した電子書籍に載せた
私のプロフィールを抜粋しました。

【著者プロフィール】

伊東 歩 (いとう あゆむ)
なる治療院代表 鍼灸師
情報発信コンサルタント

1969年、山口生まれ。
愛知県立大学在学中に、朝日新聞名古屋本社の編集部で契約社員として4年間働く。印刷が始まってもなお修正を繰り返す記事へのこだわりや、情報発信の裏と表など、マスコミの現場で多くのことを学んだ。
新聞社での仕事にやりがいを感じていたが、同時に、バイクの世界グランプリに出場したいという思いが抑えられず、「とにかく、やってみよう!」と大学を休学。プロとして9年間活動を続け、世界グランプリの出場条件である国際A級ライセンスを獲得するも、全日本選手権で後遺症の残る怪我を負い、目標を断念する。

28歳でレース活動から引退したあと、知人を頼りオートバイ雑誌の編集プロダクションに拾ってもらう。
しかし、編集の仕事の忙しさもあって、事故の後遺症が再発し退社することに。やりたいことをやるためには、身体が重要であると痛感してさまざまな治療法をためすが、効果は得られず。
「こうなったら、自分で勉強してみよう」と思い立ち、治療を受ける側から、治療をする側になる。

その後、鍼灸師の国家資格を取得。師匠にも恵まれ、2017年までの21年間、のべ22,000人のクライアントと出会うことができた。臨床経験を重ねるなかで、セルフケアによる自身の回復、そしてクライアントの変化から、自分の身体は自分で変えられるということを実感。

2014年からは、これまで結果の出てきたセルフケアと編集経験をもとに、健康と美容に関する情報発信をスタート。「やってみる」ことを旨としてきた著者が伝えているのは、自分の身体は自分で変えられるということ。
運営しているオウンドメディア『キレイの実』は、毎月20,000人以上が訪れており、リピート率の高さはファンからの支持を物語っている。

同時に、治療家から情報発信や電子書籍の出版についてコンサルを依頼されることが増え、2016年より本格的に情報発信コンサルタントとしての活動を続けている。
同じ治療家が、ウェブ関係の業者にカモにされている状況に一石を投じたかったのが、コンサルをスタートさせた動機だった。
また、自身のポリシーである「やってみる」という生き方が共感を得て、3年前より後進の育成をすることに。
現在「やってみよう!プロジェクト」を主宰して、治療家だけでなく、情報発信を通じて個人が自力で道を切り拓くための裏方として活動している。

無料メルマガ『キレイの実だより』
https://form.os7.biz/f/a05d2104/

オウンドメディア『キレイの実』
https://kireinomi.com/

情報発信で人生を変えるブログ『電子書籍つくろう!』
https://cotoba.kireinomi.com/

なる治療院ウェブサイト
https://www.na-ru.net/

まとめ

電子書籍のプロフィールの書き方のコツは、
理想の顧客を集めるつもりで書くこと。

そうすれば、自己中心的な文章にならずに
あなたの治療院やサロンに人が集まるようなプロフィールが書けます。

でも、やっぱりプロフィールって難しい…
私自身、もっと文章を磨かなきゃと感じています。

あとは文章以上に、人間を磨かなきゃとも思います。

読者が共感して、
「この先生に頼みたい」
と思ってもらえるような魅力のある人間になることが
いちばんのプロフィールのコツなんでしょうね。

がんばりましょう。

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