治療院集客のために口コミを起こすなら電子書籍は「食いつきがイイ」

口コミで治療院集客をするって、けっこう難しいですよね。

わたしがそうだったのですが、
「いい施術をしていてれ、勝手にクライアントさんが口コミしてくれる」
という妄想を抱いていました。

そして治療家や整体師、セラピストのなかにも、
同じように思っているひとがけっこういらっしゃいます。

そこで今回は
どうやったら口コミが起きて、
あなたの治療院や整体院、サロンに集客できるのかについて
いっしょに考えましょう。

治療院で口コミが起きない理由

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

冒頭にもお伝えしたように、
わたしはずっと

「クライアントさんは、改善したら口コミをしてくれる」

と思っていました。
そして15年くらい経って、
ようやくそれが妄想というか、ただの願望だと分かったのです。

施術をするのが仕事なんだから、
集客のために何かするなんて、嫌だったんです。

それって、ただ逃げていただけでした。

集客とかリピートとか経営とか
とにかく面倒くさいことから目をそむけていただけでした。

「これじゃマズい」

ということで治療院の集客を考えるなかで、
どうして口コミが起こらないのか調べました。

どうやって?

聞いたのです。クライアントさんに。

どうやって紹介したらいいか分からない

直接聞くのが、いちばん正確だと思い、
しばらく通ってくれているクライアントさんに
聞いてみたのです。

「家族やお友達に紹介するのって、難しいですか?」
「紹介するときって、どんなことが気になりますか?」
「どんな感じなら、紹介しやすいですか?」

など。

で、いちばん多かった答えが

「忘れてる」

………

そりゃそうです。
四六時中、うちの治療院を宣伝しようと思ってるひとなんていません。

そのほかに多かった答えは、

「うまく説明できないから、どうやって紹介したらいいかわからない」
「私には合っている施術でも、相手に合わないかもしれない」

の2つ。

たしかに、一般のひとが施術の内容を説明するのって難しいです。
そして紹介したのはいいけど、もし施術が合わなくて身体を悪くしたら申し訳ないという気持ちもわかります。

ですから、

① 忘れてしまう

② 説明できない

③ 相手に合わないという心配

を解消してあげれば、口コミが増える。
そう思って、いろいろとためしてみました。

口コミは増えたのか

まず「① 忘れてしまう問題」がいちばん重要。

なので、とにかくクライアントさんに
「紹介というものがある」
ことに、たくさん触れてもらうようにしました。

会話にはさみ込んだり、
紹介した側、された側の特典をつくったり、
待合室にそれとなく事例を貼ったり、
初回のときに
「どなたかのご紹介ですか?」
「あっ、うちはご紹介のかたが多くて、紹介してくださったかたにお礼を伝えたいので、念のためお伺いしました」
的なハッタリをかましたり。

全てを、できるだけさりげなく、
でもしっかりと伝わるように工夫しました。

そして「② 説明できない問題」の解決には、カードを準備。

できるだけ薄~い紙を使って、名刺の大きさでカードをつくりました。
そこに顔写真とかんたんな施術説明とストーリー、クライアントのベネフィットを載せて配りました。

さらに「③ 相手に合わないかも問題」には、初回おためしのメニューや体験イベントで対策をしたのです。

で、結果。

少し増えました、口コミ。

いろいろやれば、増えるんだなということと、もうひとつ分かったことがあります。
それは、

口コミができる人とできない人がいるということ。

口コミのできる人とできない人がいる

もうね、最後はひとです。

ちょっとの手助けをしただけで口コミをしてくれる人と、
やっぱり難しい人。

これはもう、しょうがないです。

じゃあどうしたらいいかというと、
わたしは
口コミをしてくれる人に、もっと紹介しやすくなるようにしています。

わたしもそうですが、
そもそも人とのコミュニケーションが苦手なひとは、
やっぱり紹介って難しいです。

だったら、
良いものとか面白いものを
楽しみながら紹介してくれる人に対して、
積極的に口コミをお願いしようと思ったのです。

そこで効果的だったのが、電子書籍でした。・ 

どうやったら口コミで治療院集客できるのか

はじめて電子書籍を出版したとき。
クライアントさんがどんな反応をするのか気になって、
とくにリピーターになってくれているクライアントさんに

「今度、私の本がAmazonから発売されるんですよ」
と伝えてみました。

すると、ほとんどのクライアントさんは

「すごいですね~」
「おめでとうございます」
「読ませてもらいます」

と言ってくれます。もちろん社交辞令を含めて。
でも、やっぱり人によってテンションが全然違うんですね。

明らかに「興味なさそうだな」という人もいれば、
こっちが恥ずかしくなるくらい喜んで
「もう有名人じゃないですか! ぜったい言いふらしてやろう、私がやってもらっている先生って本書いてるんだよって!!」
という人も。

電子書籍の出版は「食いつきがイイ」らしい

本を出版することに対しては、人によって反応はいろいろです。

「マジで?」

というくらい素っ気ない人もいれば、

「マジで?」

というくらい驚いて、喜んでくれる人もいます。

そしてリアクションの大きい人というのは、
いつも口コミをしてくれるクライアントさん。

実際に、出版してから口コミからの集客は増えました。

うちの治療院には、
たくさん口コミをしてくれるクライアントさんが数人いらっしゃいます。

みなさん自分で
「なる治療院の営業部隊」
とおっしゃってくれているのですが、電子書籍の話を知り合いにすると

食いつきがイイ

んだそうです。

ホームページには飽きている

自称「営業部隊」のかたの印象としては、
みんな、ホームページとかブログのことを話してもリアクションがいまいちで、

「たぶん見ないだろうな」と感じているそうです。

でも電子書籍の話題をすると、

「どれどれ、見せて」

と興味を持ってくれるらしいです。
紙の本は持ち歩くわけにはいきませんが、電子書籍ならスマホの中に入っています。

ですから興味がありそうな人には、
その場で私の電子書籍を見せるのだとか。

たしかに、
「ホームページつくりました」
「ブログはじめました」
といっても、

「へー、すごいね」
と興味を持ってもらえるのって10年前のことでした。

もう今は、当たり前になってしまっていますからね。

その点で、まだまだ出版する人の少ない電子書籍は
見込み客の興味を惹く集客ツールとなってるようです。

出版となるとハードル高そうですが、
『電子書籍つくろう!プログラム』では、みなさん簡単に出版されてます。

たとえば、『短編集つくろう! eラーニング』では、
今まで書いたブログやメルマガを集めて「短編集」としてワードにまとめるだけで、
簡単にできちゃいますからね。

文章が苦手な編集者だった私でも、何冊も出せるんですから
便利な時代になりました。

使える集客ツール

電子書籍は口コミだけじゃなくて、
それ自体で効果的な治療院集客ツールとなります。

リンクを貼れるという特徴を活かして、
・ホームページに誘導したり
・メルマガに登録してもらったり
・イベントページに飛ばしたり
いろんな使い方ができます。

今までに出版を手伝った治療家や整体師、美容師、税理士のみなさんには、

「せっかく出版したんですから、とにかく使いたおしましょう!」

と話しています。

まとめ

口コミは、とても効果的な治療院の集客方法です。

いくらホームページやチラシでイイことを書いていても、
実際に施術を受けて感動した人から伝わる言葉には
ぜったいに勝てません。

あなたのクライアントさんの中にも、かならず

感動屋さん

がいらっしゃるはずです。

あなたのことを信頼してくれていて、
少しのことでも喜んでくれて、
それを人に伝えるのが好きなひと。

そんな感動屋さんに、電子書籍の話をしてみてください。

すると一気に話が拡散して、口コミが生まれます。

ほんとうに、ありがたいです。

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

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