治療家が悪徳業者にだまされないために

私が治療院の集客や経営、広告に関することを
勉強しはじめた頃のことです。

何も分からなかったので、とにかくいろんな
セミナーや教材、コンサル、広告代理業者、ホームページ作成業者などを
探しました。

その中には
「これって、完全にだまそうとしてるでしょ」
というセールスがたくさんあったのです。

「治療家を馬鹿にしてるな…こんなんで引っかかるわけないでしょ」

という、ひと目で内容の薄さが分かるものもありました。

でも、引っかかる治療家やセラピストがいるから、
ああやって大金をかけて広告を出しているのでしょう。

私も、よく考えて申し込んだセミナーで
「外したな…」
ということもありました。

無駄にしたお金は
ある程度投資だなと思えるのですが、
「やる気」と「時間」については

返してくれ~と思うのです。

そこで今回は、私のような治療家(カモ)が
悪徳業者にだまされないための方法をお伝えします。

治療家が悪徳業者にだまされないために

情報の裏にある意図を見抜く

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

冒頭でもお伝えしたように、
治療家はいいカモになりやすいんです。

じゃあ、どうしたらカモにされないで
本当に必要な優良な業者を見つけられるのか。

それは、情報の裏にある意図を見抜く目を養うことです。

そのための一番確実な方法は、
情報発信をすること。

自分で意図をもって情報を発信していると
いつの間にか
情報の裏が見抜けるようになるんです。

情報に踊らされないために

わたしたちはこれまで、
疑いもせずに
テレビや新聞などのマスメディアの情報を

鵜呑みにして受け取ってきました。

それが、電子書籍を出版したり、ブログやメルマガを書いたりして
情報を発信する側に立つと、何が起こるのか。

情報を見分ける目
を持つことができるようになります。

具体的には、

情報に踊らされたり
だまされたり

しないようになるということ。

情報を発信する側になる

分かりやすい例として、
私の経験をお伝えします。

私は20代のとき、プロのオートバイレーサーとして活動していました。

けがによる後遺症により引退したのですが、
そのあと、知り合いを頼って
オートバイ雑誌の編集部に拾ってもらったのです。

そこは、現役当時よく読んでいたオートバイ雑誌の編集部でした。

こうして
雑誌を読む側から、つくる側になって分かったのは、

発信される情報というのが、いかに意図をもって作られたものか

ということ。

現場では
編集者、編集長、出版社、そして広告主など、
それぞれの意図があるなかで、雑誌が出版されていました。

その中でも、広告主の意図は最優先されます。
当然、記事の内容に広告主の意向が影響します。

一般の読者が受け取っている情報は『中立公正』ではなく、
広告主の意図が裏にあり、
広告主の利益につながるように組み立てられているのです。

記事に見せかけた広告

あなたは、記事広告というのを知っていますか?

ひと目で広告と分かるものではなくて、
新聞や雑誌記事の一部のような体裁をした広告です。

良心的なメディアなら、

「広告」「PR」

と分かりやすく入っていますが、
故意に一般の記事と見分けがつかないように作ってあることも
けっこうあります。

というか、新聞でも雑誌でも

記事風に書いてあったら
端っこに「広告です」と書いてあっても
あまり関係ないんです。

脳が勝手に
「新聞や雑誌の記事は客観性のあるもの」
として認識するので、鵜呑みにしてしまうのです。

中には雑誌全体に、
数か月にわたって戦略的に
広告主の意図が忍ばせてあることもあります。

そんなことは、
現役時代に読者として雑誌を読んでいて
全く気がつきませんでした。

情報を発信する側に立って、初めて分かったことです。

裏の意図が分かればだまされない

このように、
情報を発信するという仕掛ける側
に立つようになると、
世の中にあふれている情報の受け取り方が変わってきます。

「普通に考えて、これはおかしい」
と感じることが増えるのです。

  • そもそもの前提がおかしい
  • つじつまが合わない
  • 使い回しのセリフ
  • かたよってる
  • 証拠がない

 

自ら情報を発信していると、

なにげなく読んでいると気がつかない
「おかしさ」に
気がつくようになります。

意図をもって情報を発信しよう

あなたを成長させてくれる情報を選び、
足を引っ張るような情報を見抜く目を養うには、

あなた自身が意図をもって情報発信することです。

単に

  • 健康や美容についての役立つ情報
  • 治療院・サロンの営業案内
  • あなた自身の日常生活

を発信するのではなく、例えば

  • どんな見込み客に集まって欲しいのか
  • どの施術をいちばん売りたいのか
  • どのようにファンを育てたいのか

などの目的を果たすには、どんな発信が必要なのか
ということを考えながら情報を発信しましょう。

そうすれば、
あなたのビジネスを大きくして、
しかも
失敗するリスクを減らすことになります。

まとめ

治療家やセラピストが、悪徳業者にだまされず
価値のある情報を選ぶには、
あなた自身が情報を発信することです。

あなたの人となりや、知識や経験などの価値を
電子書籍やブログ、メルマガなどを使って
意図をもって伝えてください。

そうすれば、かならず
「あなたに頼みたい」
という人が集まってきます。

がんばってくださいね。

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