治療院の集客には【 分かりやすい文章 】が必要

治療家や整体師、セラピストのあなた。

せっかく情報発信を頑張っているのに、
「なんで集客できないんだ!」
ってこと、
ありませんか?

それってもしかして、
あなたの書いた文章が、見込み客に
伝わってないのかもしれません。

集客のための情報発信で大事なことは、

  • 腰痛の原因でも
  • ストレッチの方法でも
  • 五十肩の治し方でもなく、

問い合わせをしてもらうことです。

今回は、治療院の集客をするとき
どんな文章を書けばいいのかについて、いっしょに考えましょう。

治療院集客のためには分かりやすい文章が必要

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

突然ですが、
あなたのブログやメルマガ、SNSを読んでいる人って、
どんな人ですか?

きっと、
あなたより知識も経験も少ない人が
読者になってくれていると思います。

そんなときの情報発信は、
とにかく
丁寧すぎるくらいでちょうどいいです。

専門用語は禁止

わたしたち治療家は、
知らないうちに専門用語をつかってしまいます。

そのほうが、ラクだから。

たとえば、

『経絡』

という単語。
鍼灸師なら当たり前に使っている言葉ですが、
一般の人には全く分かりません。

『椎間板』

なんて単語も、
一般の人は聞いたことはあるけれど
ハッキリとはイメージできません。

『PMS』

なんて、
女性なら知っているだろうと思っていても、
分からない人はたくさんいます。

人は、理解できない単語が出てくるたびに
アタマがぼやけてきて、
文章を読むことが嫌になります。

ですから、
私たちは専門用語に敏感になって
細かく噛み砕いて説明する必要があります。

そうしないと、
あなたの本当の目的である問い合わせまで
たどりついてくれないのです。

治療院集客までのプロセス

読者は、あなたの情報発信を読んで…

納得!

感謝&信頼!!

相談したい!!!

という気持ちの段階を経て、
あなたに問い合わせの電話をしてきます。

この流れの中で、
文章が読みにくいと先の段階に進めないのです。

ですから、
あなたが集客につなげたいなら
まずは分かりやすい文章を書くことが大事なんですね。

分かりやすい文章にする5つのコツ

  1. 専門用語を使わない
  2. 太字を使う
  3. 「つまり」でまとめる
  4. 箇条書きにする
  5. まとめを作る

その1:専門用語を使わない

先日、40代の女性患者さんから

「先生、血流が良いって、どういうことですか?」

と質問されました。
もちろん、血流というのは血液の流れってことは分かる。

その方は、

  • 血流が良いと具体的に何が変わるのか
  • 自分の身体にどんな影響があるのか

が知りたかったんですね。

ですから、私たちが
「こんなことくらい、分かるだろう」
ということでも、かみ砕いて具体的に説明してあげましょう。

その2:太字を使う

要点に太字を使うと、
『勝手な解釈』が減ります。

人は、それぞれ経験や知識、考え方が違うので、
あなたの書いた文章を
自分なりに都合よく読んでしまいます。

たとえば…

このストレッチのコツは、
腰をゆっくりと深く曲げながら、痛くなる手前で止めることです。

という文章を読んでも、
「目いっぱいやったほうがいい」
と思いこんでいる人は、
深く曲げる
というフレーズだけを拾って、ぐいぐい伸ばしちゃうかもしれません。

そんなときは、

このストレッチのコツは、
腰をゆっくりと深く曲げながら、痛くなる手前で止めることです。

と、はっきりと認識させてあげてください。
もっと強調したいなら…

このストレッチのコツは、痛くなる手前で止めることです。
腰をゆっくりと深く曲げながら、ちょっと筋肉の張りが強くなってきて、気持ち良いなと感じるところでキープしましょう。

と、具体的な補足を入れましょう。

あっ
メールやSNSなどは太字にできませんよね?
そんなときは、

このストレッチのコツは、
腰をゆっくりと深く曲げながら

***************
痛くなる手前で止めることです。
***************

などの飾りを入れてあげましょう。

その3:「つまり」でまとめる

「つまり」「要するに」というのは、

これから、今までの話をまとめて伝えますよ

という意味の接続語です。

この予告を入れることで、読者は
「ここが大事なところなんだな」と注意して読んでくれます。

一般の人というのは、
専門的な話を一度伝えただけでは理解しきれません。

ですから、
「もうすでに書いたことだから、しつこいかな」
と思っても、大事なことは念を押して伝えてください。

その4:箇条書きにする

箇条書きには、2つの役割があります。

  1. ひと目で分かる
  2. 文章同士が並列の関係だと示す

 

【 ひと目で分かる】
箇条書きにしてあると、一つの画面で全部が読めるので内容を頭の中でまとめやすくなります。

【文章同士が並列の関係だと示す】
文章を読むとき、人は無意識に『原因・結果・逆接・例示・並列』など、文章と文章の関係を追っています。

その中でも、箇条書きにできるのは『並列関係』にある文章だけ。

これはもう小学生の頃から教わっているので、
箇条書きにしてあると
「ああ、ここに書いてある内容は、同じ仲間なんだな」
と理解しやすくなるのです。

読み手の頭の中を整理してあげて、
納得度をアップしましょう。

その5:まとめを作る

あなたが頑張って長い文章を書いても、
読み手は
文章の最初と最後しか覚えていません。

長い文章の真ん中あたりは、集中力が低く
なんとなく分かったつもりで流されてしまうんですね。

ですから、
最後に「まとめ」を作ってあげましょう。

電子書籍なら、あとがき
オウンドメディアなら、最後の章に「まとめ」を。

ブログやメルマガなら、
文章の最後に
「今回お伝えしたかったのは、………」

と、あなたの伝えたかったことを数行でまとめると
印象に残りやすくなります。

この「まとめ」、内容の理解以外にも
集客のための役割があります。

それは、このあとお伝えしますね。

情報発信を新規集客につなげるために

分かりやすい文章は「下準備」

何のために、あなたは情報発信をするのか。
それは、読者が

納得!

感謝&信頼!!

相談したい!!!

という気持ちの段階を経て、
あなたに問い合わせをしてもらうためです。

その「下準備」として、
読みやすい文章で納得してもらうためのコツをお伝えしてきました。

どんな行動をとってもらいたいのか

あなたの目的は、読者に
「あ~、この情報は役に立ったな」
と思ってもらうことではありません。

問い合わせや予約をしてもらうことが目的です。

ですから、しっかりと
「問い合わせをしてください」と書く必要があります。

治療を受けて欲しいなら、予約を取ってくださいと。

メルマガに登録してもらいたいなら、登録してくださいと書きましょう。

肝心な文をどこに書く?

あなたの目的を、
【コツ:その5】でお伝えした「まとめ」に書きましょう。

文章の最後にある「まとめ」に、
あなたが読者にやってもらいたいことを書くのです。

たとえば…

ここまでにお伝えした対処法を、いくつか試してみてください。
それでも改善しない場合は、あなたの腰痛の原因は根深いのかもしれません。

そんな時は、お近くの腰痛に詳しい専門家に相談してください。
もちろん当院でも詳しくチェックさせていただきますので、分からないことがあれば、こちらまでお電話ください。
03-1234-5678 担当:伊東

こうやって、読者に
取ってもらいたい行動をはっきりと伝える
ことが、集客にとって一番大事です。

まとめ

ブログやメルマガ、SNS、電子書籍などの文章を書いて
治療院の集客をするなら、

  • 分かりやすい文章で納得してもらう
  • 読者にとってもらいたい行動を書く

という2つがポイント。

人の良い、優しい先生ほど自分の院への誘導を忘れてしまいます。
ぜひ、やってみてください。

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