治療家のための【分かりやすい文章術】 主語と述語は合っていますか?

「主語」と「述語」

なんて書くと、国語の授業を思い出して
眉をひそめる人もいらっしゃるかも知れませんね。

安心してください。文法がどうのとか説明しませんので。

でも、何といっても主語と述語は文章の柱。

それなのに気がつかないうちにズレてしまっていて、
読みにくい文章になっていることがあります。

治療家がブログやメルマガで集客するなら
主語と述語をそろえて、
しかも
読者に訴えかける文章を書きましょう。

主語と述語をそろえるコツ

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

まず、次の文章を読んでみてください。

2月14日に開催する美容鍼体験イベントでは、個別にカウンセリングをした上で、実際に美容鍼の効果を実感することができます。

なんとなく読めちゃいそうですが、微妙に「ひっかかり」がありませんか?

このひっかかりセンサーを鍛えておくと、
情報発信の質がぐんと上がります。

見込み客は、あなたの情報発信の内容だけを読んでいるわけではありません。

「この人の書く文章は丁寧だな」 ➡ 丁寧なひと
「この人の書く文章は雑だな」 ➡ 雑なひと

という印象を与えます。
せっかく読者のためになる情報を発信するなら、ついでに印象もアップしましょう。

で、先ほどの文章をもう一度読んでみてください。

2月14日に開催する美容鍼体験イベントでは、個別にカウンセリングをした上で、実際に美容鍼の効果を実感することができます。

どうして違和感があるのかというと、主語と述語がバラバラだから。

「開催する」「カウンセリングをする」という述語の主語は、「治療家」です。
「実感する」という述語の主語は、「あなた」。つまり読者であり、見込み客です。

主語と述語が合っていないので、なんとなくひっかかってしまいます。

こんなときに修正する方法は2つ。
述語をそろえるか、主語を補いましょう。

① 述語をそろえる

2月14日に開催する美容鍼体験イベントでは、個別にカウンセリングをした上で、実際に美容鍼の効果を実感していただきます。

文章の主語を治療家で統一するために、
最後の「実感することができます」を「実感していただきます」に変えました。

これで、文章としては違和感ありません。

でも、なんだか弱い。

読者からすると、他人事というか、
「ああ、あなたはソレをやるのね」
という感覚になってしまいます。

② 主語を補う

2月14日に開催する美容鍼体験イベントでは、院長が個別にカウンセリングをさせていただきます。あなたは、実際に美容鍼の効果を実感することができます。

それぞれの述語の主語を補って、しかも2つの文に分けてみました。
上手い文章ではありませんが、すっきりしませんか?

治療家が集客を考えるときに大事なのは、
見込み客である「あなた」「実感することができる」という
主語と述語の文にすることです。

読者の側から読む

①の述語をそろえるパターンだと、主語が治療家なので、読者からすると他人の話なんです。

「私の治療は、〇〇という点が優れています」
「今度私の治療院では、〇〇というサービスをはじめました」
「私の治療方針は、〇〇です」

このような文章は、今すぐ治療を受けたいと思っている人にとっては
興味のある話かもしれません。

でも、治療の必要性を感じていなかったり
それほど治療を受けたいと思っていない見込み客にとっては、

「へー、そうなんだ」

で終わってしまいます。
主語が他人なので、どうしても話に入り込めない。

そこで、主語を見込み客自身に変えてあげましょう。

「あなたは、〇〇という悩みから解放されます」
「あなたが〇〇になれるのです」

主語を変えるだけで、
見込み客の脳が自動的に「自分のこと」として処理してくれる。

こんなカンタンな、文章術とも言えないくらいの工夫で
読者が興味を持ってくれるなら嬉しいですよね。 

まとめ

文章が苦手な治療家や整体師、セラピストが
「主語」「述語」
と聞くと、
「うゎっ」
と拒否反応が出るかもしれません。

でも、ちょっとの工夫で
ブログやメルマガの反応が変わり、集客につながるなら
いいですよね。

一度書いた文章を
「この文の主語って、だれ?」
「私は、私が、ばっかりになってないかな?」
と見直してみてください。

それだけでも読者の目線に立った文章に生まれ変わります。
この記事が、あなたの集客の役に立てば、嬉しいです。

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