「先生のブログ、何が言いたいのか分からない」
と
あなたの書いたブログやメルマガ、SNSの投稿が思われていたら?
ちょっとイヤですよね。
ましてや集客のために書いているなら、死活問題です。
ということで今回は、あなたが書いたブログで
どうして治療院集客ができないのか、
その理由について考えてみましょう。
目次
ブログで治療院集客できない理由
言いたいことが伝わっていないから
こんにちは、一人で集客に悩んでいる治療家やセラピストを応援する伊東 歩です。
ブログを書いているのに、集客できない。
「どうして‥」
その理由はたくさんあるでしょうが、まずは
あなたの言いたことが、ちゃんと伝わっていない可能性があります。
ここを外すと、どんなにSEO対策をしても毎日更新しても、
意味がないですからね。
読者は勝手に読む生きもの
文章の大前提として、読者というのは
主観で勝手に文章を読んでいます。
つまり
同じ文章を読んでも、人によって違う解釈をしているのです。
もちろん、どんな風に読むのかは読み手の
自由。
でも、あなたが
「新規集客したい」
「既存顧客の掘り起こしをしたい」
「継続来院を促したい」
などの意図をもって発信しているなら
あまり勝手な解釈をされると困ります。
たとえば、
「本当はあなたの治療院に来てもらいたいのに
漢方薬局に相談に行っちゃった」
とか。
勝手な解釈をされやすい文章例
例として、先日
『電子書籍つくろう! 個人添削コース』
を受講されている鍼灸師のM先生のHPでみつけた文章をお借りして、説明しますね。
(M先生も了承ずみです!)
【 当院の施術に対する考え方 】
当院では東洋医学の考え方を基に施術を行っています。
東洋医学の特徴のひとつは
「その人全体を観て自然治癒力を引き出す」
ことです。風邪を例にしましょう。
よくテレビCMで『葛根湯』が紹介されていますが、東洋医学的に観ると、効かないことも多いです。
というのも、葛根湯が有効な状態というのは短いからです。
本来なら漢方専門の薬局に行って、脈や舌、お腹を観てもらい、よく話を聞いてもらった上で、そのひとに合った漢方薬を調合してもらうべきなのです。
このように、体の不調があったとき、その人全体を観て、状態にあった施術をすることが東洋医学の基本となっています。
この文章ですが、東洋医学の特徴を知ってもらうのが目的なら、
これでOK。
でも、集客しようと思ったら、
M先生の実践している東洋医学について伝えないと
意味がありません。
このままだと、
「葛根湯って全部の風邪に効くわけじゃないのね」
「漢方薬は専門の所で選んでもらおう」
「東洋医学ってそんな感じなんだ」
など、読者それぞれの経験や知識によって
いろんな読み取りかたをしてしまいます。
集客できるブログの文章にしてみよう
「いい人」のブログは集客できない
先ほどの文章、覚えていますか?
あの文章の目的は、「東洋医学への理解を深めてもらう」ことになってしまっています。
いい人、いい先生は、つい
東洋医学の素晴らしさを分かって欲しい
という思いから、目的を見失いがち。
治療家やセラピストがブログを書くのは、
文章を通じてあなたの人となりを伝えて
あなたに頼みたいという人を集めるためですよね?
ですから、文章の結末は、常に
集客につながっていないと意味がないのです。
もし、東洋医学を知ってもらう、読者に健康になってもらう
という目的であれば、必要ありませんが。
文章のゴールは常に集客
では、先ほどの文章のゴールを集客にするには
どうしたらいいのか。
たとえば最後の一文を
つまり痛みやしびれについても同じで、その人全体を観たうえで施術をすることで、
自然治癒力を引き出し、つらい悩みから解放されるのです。
と、まとめることもできます。
そうすれば、痛みやしびれで悩んでいる読者は
M先生の施術方針を知ることができるので、通うかどうかの
判断材料となるでしょう。
もしあなたが、美容・頭痛・不妊などが得意なら、
その得意分野に合わせて一般化すればいいのです。
接続詞をうまく使おう
文章の最後に、
- つまり
- 結局
- まとめると
などの接続詞を入れて、
そのあとにあなたの一番伝えたいことを書きましょう。
多くの人に当てはまることを書こうとすると、
ふわっとした結論になり
誰も見向きもしません。
でも、共感する人は少なくてもいいから、
- 自分の治療に対するポリシー
- 考え方
- 治療方針
などを、結論として打ち出しておくと
濃いファンが集まってきます。
まとめ
ブログを書いて治療院集客をするために
大事なこと。
それは、ブログを書く目的を見失わないこと。
すべての文章を、集客につなげることを意識して書けば
自然と人が集まってくるブログが書けるようになります。
あなたの書いたブログを読んで、
あなたを必要としている人が、
あなたを深く知るきっかけになるといいですね!
【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。
〇 他院と比較をされず
〇 通うことへの抵抗感を減らして
〇 あたりまえのように通ってもらう
そんな施術メニューのつくりかたのコツを知りたい方は、こちらをお読みください。