治療院の集客に効果的! ブログやメルマガを「である調」で書いてみよう

電子書籍づくりをお手伝いしていると、
語尾をどうしようかと悩んでいる治療院の先生がいらっしゃいます。

俗に言う、「ですます調」「である調」問題ですね。

避けられることが多い「である調」ですが、実は
治療院やサロンの集客にとって、
役に立つ場合があるんです。

今回は、「である調」をうまく利用して、
あなたのファンを集める方法についてお伝えします。

ブログやメルマガでイメージづくり

語尾ひとつで印象が変わる

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

まずは、つぎの文章を読んでみてください。

腰痛治療で重要なのは、背骨と骨盤だ。
なぜなら、いくら筋肉を揉みほぐしても、土台である背骨、そして骨盤が歪んでいたら、すぐに元に戻ってしまうからである。

腰痛治療で重要なのは、背骨と骨盤です。
なぜなら、いくら筋肉を揉みほぐしても、土台である背骨、そして骨盤が歪んでいたら、すぐに元に戻ってしまうからです。

どうでしょうか?
だいぶ印象が違いますよね。

そして、どんな印象を持ちました?

最初の「である調」の文章からは、威厳のある専門家というイメージが湧いてきます。自信に満ち溢れている感じがしますが、上から目線と感じる人もいるでしょう。

一方、ふたつ目の「ですます調」の文章からは、丁寧さ、おだやかさを感じます。である調と比べると、余計にそう感じますよね。

無難な「ですます調」

わたしも含め、ほとんどのひとは「ですます調」を使っています。なぜなら

無難だから。

「である調」を使っていると、どうしても「偉そう」というイメージを持たれやすいです。

これは諸刃の剣。
威厳・自信・頼りになるというプラスイメージもありますが、
多くの場合、「なんだこいつ、偉そうにしやがって」というようなマイナスイメージを持たれてしまいます。

嫌われるリスクを取るより、無難な言葉遣いを選ぶのは賢明だと思います。

でも、もっと賢明なひとは
「である調」で攻めます。

集客力のある「である調」

治療院の集客には、大事な要素っていろいろあります。
治療の技術や店舗の雰囲気、料金、立地、利便性など。

でも、見込み客が
最終的に経営を支えてくれるリピーターになってくれるかどうかは、
先生の人となりです。

体力があり、多店舗経営をしているなら
そこまで考える必要はないかもしれません。

割り引きやお試しなど、大きくキャンペーンを打って数を集めて、そこから仕組みの中でリピートにつなげていくという戦略が立てられます。

ただ、一人治療院や整体院、小規模サロンであれば、

先生のキャラクター勝負

による集客、顧客化、ファン化の戦略をとるほうが堅いです。

その戦略のひとつが
「である調」によるイメージづくり。

分かりやすく例えると、

女性なら「天海祐希」さん、
男性なら「渡辺謙」さん

のようなキャラクターで、あなたを世の中に売っていくということです。

「である調」で集客できる条件

あなたのターゲットは何歳?

「である調」を使って、あなたという存在を際立たせるには条件があります。

  • 何歳くらいの見込み客を集めたいのか
  • あなた自身が何歳か

このふたつを考えてください。

一般的に、自分より若いひとから「である調」で話されると、カチンときます。

テレビ出演や本の出版、誰もが認める実績などの背景があるなら、別です。

もしあなたの理想の顧客(ペルソナ)の年齢が、自分よりも上なら
この戦略の難易度はぐっとアップします。

あなたのアニキ・アネゴ度は?

もうひとつ条件として挙げるのは、あなたの

アニキ・アネゴ度。

1人のひとの中には、
優しい面もあれば
冷たい面もある。そして
頼れるアニキ・アネゴといった面など
色々な側面があります。

ひとによって、それが表に出てくる割合が違うのですが、
あなたの中のアニキ・アネゴは、

よく顔を出しますか?

あるいは、たまにしか出てこなくても
アニキ・アネゴ的な自分が好き・ラク・面白い
と感じますか?

いくら集客のためとはいえ、無理をして自分をつくっても続きません。

アニキ・アネゴがひょこっと出たとき
「おお、こんなときの自分ってイイかも…」
と感じたことがあるなら、素質アリです。

そのイメージで「である調」を使って
ブログやメルマガを書いてみてください。

文章とリアルのギャップを利用する

文章では
アニキ・アネゴ的なちょっと強めのイメージなのに、
実は会ってみると優しい。

これも、使えます。

文章でのイメージが先行していると、普通にしていても「意外と親しみやすい」と思ってくれるんですね。

治療・施術に関しては、ぐいっと引っ張ってくれるキャラクターだけど、
普段はやさしい。

そんなギャップのある先生の周りには、ひとが集まってきます。

まとめ

治療院のブログやメルマガで集客するとき、語尾を
「である調」
にすることで、人を惹きこむことができます。

無理する必要はないのですが、
あなたの人となり、キャラクターを文章を使って表現すると
かならず
あなたのファンが生まれます。

ぜひ、個性的な情報発信をして、
ずっと通ってもらえる治療院やサロンをつくってください!

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