電子書籍の表紙は「フォントにもこだわろう」

本の売り上げの90%以上は、表紙で決まると言われています。
これは商業出版も電子書籍も同じ。

パッと一瞬、目に入った表紙で興味を惹かなければ
本を読んでもらえません。

読んでもらえなければ、治療院の集客にもつながらない…

ということで今回は、電子書籍の表紙について。

その中でも、表紙に使うフォント(文字)をちょっと変えるだけでも
ずいぶんと印象が変わりますよ、という話です。

クリックしたくなる電子書籍の表紙のつくりかた

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。

文章を書く側にとっては、表紙はオマケみたいなもの。
でも、
読者にとって表紙は購買行動の大事なファーストステップです。

Amazonのマーケティング

上の画像は、Amazonの販売画面です。
それぞれ、工夫をこらした表紙ですよね。

たとえ買いたい本がすでに決まっていたとしても、画面に並んだ表紙を見て
ついクリックしたくなる。

そんな表紙がつくれたら、
あなたの読者=ファンを増やすことができます。

最近では、Amazonのマーケティングデータの詰まったAI(人工知能)が
かなり優秀になりました。
ですから、あなたの書いた電子書籍を必要とする見込み客に、
Amazonが「関連書籍」としてオススメしてくれます。

あとは、見た目勝負。

他のライバルも並ぶ中で
どうやって手に取ってもらうかは

表紙が決め手となります。

表紙で損をしている

私はこれまで、いろいろな治療家やセラピストの方の
電子書籍づくりをお手伝いしてきました。

その中には、すでに自分で電子書籍を出版したことがある先生もいらっしゃいます。
参考のために、以前に出版した電子書籍を読ませていただくのですが、

内容はいい。
だけど
表紙が残念…

というパターンが多いんです。本当に、もったいない。

よく【電子書籍の表紙テンプレート】があるのですが
正直、あまりクオリティが高いものがない。

多くの人が使えるという汎用性を考えると
あまり凝ったデザインはできないというのが、内情のようです。

ですから、もし電子書籍を治療院・サロンの集客に使うのなら、

  • ご自身で表紙をつくる
  • クラウドソーシングを使って依頼する

というのがオススメ。
手に取ってもらってこそ、人を集めることができますからね。

そのときに、フォントをちょっと工夫するだけでも
「それっぽい表紙」
に仕上げることができます。

表紙に使うフォントを工夫しよう

フォント次第で雰囲気が変わる

フォントというのは、文字の種類です。
「明朝体」「ゴシック体」などの名前は、聞いたことがあるのではないでしょうか。

すごくざっくり言うと、

明朝体は格調が高く信頼感があり、落ち着いたイメージを与えます。見た目が華やかなので、女性誌などには好んで使われています。

ゴシック体は文字の太さが縦横同じでなので視認性が高く、文字を強調したいときに使えます。街中のポスターによく使われるのは、ゴシックですね。

ただゴシックは、角があってゴツゴツしていて硬い感じになってしまうのが難点。

そこで、丸ゴシックといって角を丸くしたフォントを使うと、
見やすくて親しみやすい柔らかい印象を与えることができます。

このように、フォント次第で読み手に与える印象が変わります。
ということは、どのフォントを表紙に使うかによって、書籍の印象も変わるということ。

フォントを変えてみよう

実際に出版した私の電子書籍の表紙を、ちょっといじってみました。

【明朝体】

【ゴシック】

【まるがめ本丸ゴシック】

【こども丸ゴシック】

それぞれ印象が変わりますね。
三つ目に紹介した「まるがめ本丸ゴシック」は、実際に出版した電子書籍に使いました。

本を読んでもらいたい読者が男性なのか女性なのか。
年齢はいくつか。
本の内容は硬いのか、柔らかいのか。
文字の平仮名と漢字の割合はどうか。
表紙に写真はあるのか。
文字色とフォントのバランスは合うのか。

などの視点で見ていると、だんだんとコツがつかめてきます。

フォントは買える

さきほどご紹介した「まるがめ本丸ゴシック」などは、
ゴシック体をベースにデザインを施してあります。

このようなデザインフォントは数千円で買うことができます。

また、4つ目に紹介した「こども丸ゴシック」は無料のフォント。
無料なので、難しい漢字は変換できませんが、ポイントで使うことはできます。

以下に、フォントを購入できるサイトをピックアップしましたので、
参考にしてください。

アマナイメージズ『ダウンロードフォント』
https://amanaimages.com/font/beginner/dl-search-child.aspx

DynaFont(ダイナフォント)
https://dfo.dynacw.co.jp/index.aspx

フォントマーケット
https://www.templatebank.com/fontshop/

まとめ

電子書籍を治療院・サロンの集客に使うなら、表紙が決め手。
見込み客の目を惹く表紙をつくるためには、フォントにもこだわりましょう。

表紙というのは、自分の生み出した「こども」に着せる服だと思うんです。
わたしは、
そんな気持ちで電子書籍の表紙をつくっています。

ぜひ、お気に入りの一着を
あなたの電子書籍に着せてあげてくださいね。

【 NEW 】開業して22年の経験を、あとに続く治療家やセラピストの方のヒントとなるように、まとめてみました。

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