地域密着型のビジネスである治療院の集客を考えるとき、
近隣に住んでいる人に届く『チラシ』は、効果的です。
「えっ? ネット集客じゃなくって、オフラインのチラシ??」
「今どき???」
という人もいらっしゃいますが、
チラシの効果を上げる方法を知っていると
「チラシって結構、使えるね!」
となるでしょう。
今回は、
治療院のチラシ集客の効果を上げるコツについてお伝えします。
目次
チラシ集客はもう古い?
反応率の低下
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
一人で集客に悩む治療家やセラピストを、電子書籍づくりで応援している伊東 歩です。
以前は「せんみつ」とか言って、
1,000枚チラシを配って
だいたい3件くらいの問い合わせがあるというのが
チラシの反応率でした。
つまり、0.3%ですね。
でも今は?
私もさんざん、チラシを配りました。
うちは田舎なので、田んぼが多く吹きっさらし。
冬なんか、「赤城おろし」という北風がビュービュー吹いて
自転車なんて進みやしない。
そんな中で、色々なパターンのチラシをためしてみましたが、
反応の良いチラシで
0.5%くらい。
でも、ハズすと
0%のときもありました。
以前のように、広告方法が限られていた時代は、
広告を受け取る側にとってチラシは貴重な情報源でした。
でも今は、スマホを開けばいくらでも情報が出てくる。
クーポンだってポイントだってついてくる。
チラシの反応率が下がるのも、しょうがないですよね。
限られたスペース
多くのチラシは
A4かB5くらいの大きさ。
そのスペースに入る情報は限られています。
- 興味を惹くキャッチコピー
- 本文に惹きこむためのリード
- 伝えたいことの詰まった本文
- オトクな価格
- 限定情報
- 自己紹介
- お客様の声
- 治療院の地図や連絡先
伝えたいことは多いのに、入りきらない。
文字を小さくすれば入るけど、そうすると読まれない。
小さい文字が並んでいると
人は文字としてではなく模様として認識するので、
読まないんです。
ですから、文字の大きさを考えると
どうしても情報量が限られる。
この点が、他の広告と比べたときの
チラシの弱みとなっています。
チラシの強み
しかし、チラシには他の広告にはない強みがあります。
それは、
100%手に取ってもらえるということ。
ほとんどのチラシは、ポイッと捨てられる運命です。
でも、捨てるまでの一瞬、
手に取って目で見てもらえることは確かなのです。
これは広告として強い。
あなたの見込み客である地域の人が、
あなたの発信するオンライン情報や広告を目にする割合は
かなり低いですからね。
治療院がチラシ集客するときのコツ
集客のプロに任せる
じゃあ、どんなチラシだったら
あなたの治療院近くの住人が、手に取った一瞬に
「あれっ、ちょっと読んでみようかな」
と思わせることができるのか。
この部分については、PDCAが基本となります。
ざっくりいうと
「やってみて、修正してみて、またやって」
の繰り返し。
- あなたの売り
- 地域性
- 季節
- 景気
- 税制などの社会情勢
- ターゲットの生活サイクル
など、
チラシの反応は『時と場所と人』によって全然違います。
ですから、まずは
「このチラシならいけるかも」
というものをつくって、配って、反応をみる。
それを分析して、改善して、また配ってみる。
このあたりに自信がないなら、
最初だけでも集客のコンサルタントを入れたほうが
『大ハズシ』が少なくなります。
ただコンサルに依頼したとしても、最終的には
実際に配ってみて反応をみるというのは同じです。
反応の良いチラシをつくる秘訣
反応の良いチラシをつくる秘訣は
顧客に直接聞いてみること。
「チラシを見てきました」
という人に、
チラシのどこが気になったのか、
どうして電話をかけようかと思ったのかを
聞くのです。
たくさんの人に聞けば聞くほど
「こうすればいいんだ」
という、チラシづくりのコツが分かってきます。
それは、他の治療院とは違うかもしれません。
あなたの地域で、
あなたの治療院ならではのコツです。
ちなみに、私の治療院では
ホームページやブログ、電子書籍などの
オンラインメディアへ導線を意識したチラシが反応が良いです。
患者さんに聞いてみた結果だと、
- チラシ
- オンラインの情報
- 通勤や買い物で治療院の前を通った
という3要素が重なると、予約の電話へとつながるようです。
チラシの文字数を少なくする
チラシに限らず、セールスを目的とした文章は
- キャッチコピー
- リード
- 本文
という構成になっています。例えば…
治療院集客に悩むあなたへ(キャッチコピー)
今までの集客方法から180度視点を変えた最新のマーケティング戦略を、今なら限定20名に無料で教えます。(リード)
はじめまして、私は………。実は今回このような………。以前は私も………。(本文)
という感じですね。
でも先ほどお伝えしたように、
これを全部A4やB5のチラシに盛り込もうと思うと、
文字が小さくなるか内容が薄くなってしまうでしょう。
そこで。
思いきって本文を大幅に削って、
詳しいことはホームページやブログ、電子書籍で伝えるようにしてみたのです。
オンラインへ誘導して集客
本文を削った分、キャッチコピーとリードの文字を大きくしました。
もちろん、
『オンライン情報に移動』
という次のアクションを起こしてもらうお礼として、
オンライン割り引きや、お役立ち情報などのメリットもしっかり伝えて。
この構成で作ったチラシの反応が良かったので、
このパターンを基本に、今は色々とアレンジしています。
その中でも、特に電子書籍へ誘導するタイプのチラシが
いちばん良い反応率となっています。
患者さんに聞くと、
「近くの治療院の先生が、amazonから本を出版している」というのは、結構なインパクトだそうです。
それが結果的に、初回来院時に患者さんの態度となってあらわれます。
最初から「本を出しているすごい先生」という立ち位置から話が始まるので、施術や継続治療の話がしやすいのです。
チラシと電子書籍の組み合わせについて、こちらの記事を読むと詳しく分かります。
『 』
まとめ
あなたの治療院やサロンを地域の人に知ってもらうには、
チラシは効果的。
そのチラシ集客の効果を上げるコツは、オンラインへの誘導です。
単に「検索窓のイラスト」をつけたり、ホームページのアドレスを記載するだけでなく、
地域の人が「ちょっと、見てみようかな」と思わせる工夫をしてみましょう。
オンラインに誘導したら、
施術の特徴や顧客のメリットだけでなく、あなたの施術に対する思いも伝えてください。
しっかりと相手に響けば、必ず「あなたにお願いしたい」という人が集まってきます。
試行錯誤だと思いますが、がんばってくださいね。
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